「マジック=映像」グランド・イリュージョン 見破られたトリック U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
マジック=映像
前作よりも面白かった。
ご都合がいいなあと思う箇所は多々ある。
だが、しかし、
その実はこおいう事だったんだよの、タネ明かしのバランスがいいのだろうか…映画の中での現実に実際起きてた事象のようにも思ってもいいかなとも思える。
基本的には、映画なので編集もCGもある。
なものでマジックと言われても、そのタネは「CG」が多くを担う事がある。
前作はそんな感じだった。
現実に不可能な事はCGがやってて、それは僕らの現実とはリンクしないので、マジシャンと言われても、ヘソが茶を沸かす。
今作も、その縛りからは逃れられないのだが、正攻法なタネ明かしを挿入してたように思えるから、受け入れられたような気がする。
「アイ」という万能薬な組織も出てきて、言い訳がしやすくなった。
ラストのどんでん返しには、唸りもするが、ちょと強引すぎる。
…逆さに降る雨とか。
そう錯覚させられたとしても、肩に落ちる水滴は誤魔化せないだろ?
重力に逆らって浮かせられたらノーベル賞でもお釣りがくるわ。
その雨の中消えるとか…服だけ残るって、全裸で走り回るんすか?
なんか棺に入ったら跡形もなく消えてるとか…まあ、あれは「アイ」と共謀したと考えれば有りか。
スピードと情報量に誤魔化されてるような気がして、そのへんの辻褄がどうにも居心地が悪い。
それすらもイリュージョンの一因だと言われればそれまでだが、それは編集技術だから。
タネと仕掛けがそれだし。
映画.comのこの映画の特集を見ればわかる通り、一切CGなどは使わないでやっているそうですよ。マジックの合宿も行ったって書いてありました。
でもCGだと思うぐらいのクオリティってことですよね!
マジックを否定するかしないかは、人それぞれなのでね。