ウィッチのレビュー・感想・評価
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暗い雰囲気が期待をあおります
魔女、どんな魔女か?と期待を込めて・・・・
信仰が厚すぎると悪魔を呼び寄せるのか?
信仰に違いがあっても良いのでは?
勿論、信仰が無くても良い。
そんな世界にはならないな・・・・
結局魔女は居るのですな。
悲惨
神に必死に祈るが助けが全く受けられなく、むしろその希望を逆なでするように恐ろしい出来事が起きる。
魔女や魔術が現実に存在するのだとすると、すがる先は神や天使しかないのであり、助けがない以上孤立してひたすら恐怖におののき続けるしかない。
神は何故助けてくれないのか?祈り方が間違っているのか?今までの行いが悪かったのか?必死に自己を見直しひれ伏しても応えにたどり着かない。
トマシンをひたすら応援
アメリカ開拓時代、入植者の森への恐怖はやはり相当なものだったろう。暗くてどこまでどこまでも広がっていて何が出てくるかわからない。その恐怖に加えて、成長して別のなにかに変わっていく少女への恐怖、少女自身のとまどいなどをこれほどなく表現しきっている。そのふたつの恐怖が魔女というテーマに集約されて、うまーく観客を恐怖に突き落とす。それにしても、もと少女としては早く家族がばらばらになってしまえと思ってしまう。はやく主人公トマシンを自由に!と物語上逆なことを望んでしまう。そんな不思議な映画。
音響と画面が、暗い
スプリットのアニャティラージョイが、美しいね。
ニューイングランドの魔女伝説の民謡やお話からヒントを得た作品。田舎でいろんな不幸があると、疑心暗鬼で他人のせいにしたくなるんやな。魔女やってするんやろな。お父さん頼りないし、オカンは、じゃかあしい。
魔女映画
期待しすぎてあんまり?的な
魔女?的な所があったのか?
よくわからなかった
結局、誰が魔女?魔女の存在がちらほら的だけど
謎のまま。
て言うか隣に座ってる人が怪しすぎて
集中できんかったしキモかった。!
「ウィッチ」の沼に否応無しにハマっていく
まず1番に印象的かつこの映画の特筆すべき点であるのが音響効果。主に劇伴と環境音による映画の雰囲気、世界観作りにとても効果的に貢献してるなと思った。流すタイミングも含めてとても演出によって曖昧でありながらメリハリのある感じに計算されているなと。
物語は村離れの森の近くで自炊生活を始めた家族が宗教への信仰心と、それとは別の家族自身に対する感情の両立に苦しめられていく様がこっちから見ていてと見苦しい程丁寧に描かれていた。
主軸である長女役の女優の存在感は凄いが、もう1人、威厳があるのは声だけで、自らの宗教観と家族の生活に上手く折り合いを付けれず、有事の対応に後手になり最悪の結果を引き起こす(ある意味ではコイツが悪魔の化身だと個人的に思っている)父親を演じきった俳優さんも素晴らしいと思った。
観る前にいくつか聞いた前評判の中でキューブリックの「シャイニング」に近しい部分があるという論評があったが、なる程、隔離された環境、登場人物たちの内面に惨たらしく入り込む恐怖演出、突如挿入される脅かし音など共通またはそれを彷彿とさせる所はあると思った。
間違いなく上質かつ心を抉るホラー映画である事は間違いないので今夏に1回は魔女の虜になってみるのもいいかもしれない。
戯曲?
104本目。
イラッとする。
2週続けての残業。
なんだよ、このシフト。
家着いたのが昼前。
観たいのは、あの2作。
うまく時間が合う!
でもね、うん今週は流れが悪い。
色々あって今作。
気分転換向きの作品ではないけど。
お父さんの演技が芝居くさいし、セリフ回しとかも舞台っぽいから、そう思ったけど違うみたい。
まあでも、どうなんだろう?
時代、信仰心とか考えれば、そうなんだろうと思うけど、面倒臭い時代だよね。
でも魔女の概念って何なんだろう?
サンダンス映画祭での評判を聞いて見たいと思ったけど、魔女モノだから...
サンダンス映画祭での評判を聞いて見たいと思ったけど、魔女モノだから見応えないかな、と半信半疑で見に行った結果、とても満足できる内容だった。宗教的に悪魔だ、魔女だという映画は日本人には理解しづらいと思ったけど、この映画はそういった理解がなくても大丈夫だった。でもキリスト教を理解していたらもっと面白くなる映画であることは間違いない。
記憶にべっとり残る不愉快な体験ができる!
暗く、湿った、救いのない森のほとり。
観て楽しいか?をずっと自問自答していた90分間。
答えは、素晴らしく記憶に残る稀有な体験です。
小雨降る夜の新宿武蔵野館、客層もよく、この時間を共にできたことを感謝しました。
できれば、今すぐ新宿武蔵野館へ、たとえ自宅でても、この体験は人生の片隅に残る記憶になります。
ヒロインの儚い思春期の瞬間を見るのも楽しみです。
弟の断末魔の演技もすごい。
後味も途中も冒頭からも、とにかく最悪の経験ができます。
ラストからも2分前のヒロインの表情のためだけで観る課長あります。
ホンキの”魔女映画”を初めて観た!一貫して不気味で美しいホラー
ゾクゾクする、ホンキの"魔女映画"を初めて観た。最近のホラー映画は、怖さより、"笑ってしまう"ものが多いが、これは違う。
始まっていきなり、画角が狭いことに違和感を覚える。最近ほとんど見なくなったヨーロッパビスタなのだ(キューブリックが好きだったヤツ)。ぎゅっと視野を映像が満たしてくれる。
なにより、色気のある魔女が出てきたりもしなければ、怪物もいない(動物が不気味に存在する)。魔法や魔法道具のような飛び道具もない。過度なスプラッター要素もないし、家具やベッドが空を飛んだりもしない。映画的に派手な表現は排除して、一切、観客に媚びていないのだ。
さまざまな魔女伝説や民話など調べつくして、時代が1630年という昔話なのもいい。ニューイングランド地方という設定から、清教徒(ピューリタン)ということか。その敬虔なクリスチャン一家という設定も実にシリアスで、キリスト教でいうところの"原罪"(宗派によって解釈が異なる)をもとにしている。
キリスト教の信者ではないので、これ以上、踏み込むことはできない。ただ無神論者として感じるのは、"物欲"や"性欲"、"嘘をつくこと"、"うぬぼれ"など、人間の心の弱さを、悪魔が心に宿る様に、例えているんだと。
一貫して、"誰が魔女だ?"という不気味なままの映画だ。だからじんわり怖い。
ヒロインは、アニヤ・テイラー=ジョイ。先日ヒットした、M・ナイト・シャマランの「スプリット」(2017)で、監禁される少女役で出ていたが、同作ではジェームズ・マカボイの23人格の演技力(演技分け)のほうに圧倒されて、彼女をちゃんと見ていなかったと反省。それほど主人公トマシン役はすばらしい。
もっとアニヤ出演の他作品を観てみたい。日本では未公開の「モーガン ~プロトタイプ L-9」(2016)とか…。リドリー・スコットの息子のメガホンで近ごろ、Blu-ray発売されている。
唯一、気になったのは、荒野で自給自足の最小限生活を送る家族たちのメイク(とわかってしまうメイク)や衣装が小綺麗で現代的なこと。けれどヒロインを美しく見せるのは正しい姿勢だ。
美しく、品がよく、新鮮なスリラー。
(2017/7/26 /新宿武蔵野館/ヨーロッパビスタ/字幕:長瀬万記)
過去最高の非エンタメ系魔女映画。
評価低くてびっくりです。
エンタメ映画ではありません。
B系かなと思って見たら、びっくりのA級レベルの満足度。どちらかというとアート、歴史系ミステリー映画。「魔女」という概念が心の中に産まれる過程やその状況をスタイリッシュになり過ぎないギリギリで丁寧に描いています。魔女物、近作だと同じ北米の開拓、植民期の魔女裁判をネタにした「ジェーン ドゥの解剖」が新鮮なアプローチで楽しめましたが、やはり基本ホラーで「魔女」の本質に迫るものではなかったです。この映画はそこにフォーカスしています。
実際に魔女が居るのか、居ないのか?そこをうまくすり抜けながら「魔女」の存在せざるえなかった宗教観、物理的、精神的状況をひりひり描いていきます。
監督は長篇初で、もともと映画系デザイナー。
流石の魔女絵画知識とイメージ。
淡々、じわじわ系ですが音や映像設計が素晴らしく、アイデアもあります。地味なストーリーですがテンポも悪くなく、台詞も過去の魔女裁判の資料から拾っており、説得力あります。次作もきまり今後が楽しみな監督です。主役の女子も可愛かったな。
制作費わずか300万ドルですが、サンダンス(監督賞)やトロントで話題になり、結局米国内だけで10倍を超える興行成績を収めたそうです。
本当にこの世界に興味のある方なら是非。
DVDでたら買う予定。
宗教観を持っていないから…
全く話についていけなかった…と、いうかわからなかった。
常軌を逸した家族にしかみえなかったし。
黒ヤギやらカラスやらはスペルやオーメンでお馴染みな悪魔動物だからなんかわかった気にはなるけど、全編薄暗闇な中での映像も疲れたし。
難解でした。
うさぎ
信仰心は強いが異端として村にいられず、荒れ地で5人の子供と暮らす夫婦。
ある日長女が末の赤ん坊をあやしている際に突然赤ん坊が姿を消したところから始まり、様々な綾が重なって長女が魔女であると疑われて行く話。
序盤から様々なことが起こるものの、まったりした空気感とチープな描写で眠くなる。
雨の晩の件から話は動き始め、この辺の展開や出来事は嫌いじゃないけど、結局意外なことはなくオチのみどころは描写だけ。
魔女という実際にはいるはずのないものが題材だし確かにホラーではあるのだけれど、サスペンス性や禍々しさのある話ではなく、特に刺さるものはなかった。
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