「もっとロバート・エガースの映画が観たい」ウィッチ maduさんの映画レビュー(感想・評価)
もっとロバート・エガースの映画が観たい
ロバート・エガースの初長編!まじか?ってゆうクオリティのデビュー作。
ライトハウス、ノースマンは映画館で観たのでデビュー作も観たくって鑑賞。
ノースマンのときに、時代考証が徹底しすぎてて
衣装に使う糸にまで当時使っていたとゆうこだわりぷりの話聞いてたので
そんなロバート・エガースが魔女をテーマにした映画なんて期待しかない!
だったんだけど、期待以上の怖さと面白さ。
ルックが良すぎるから、陳腐さがなくて、
怖いよ…。山羊小屋の魔女が1番怖かった。
村はずれの荒野に1つの家族のみが出てくる
コンパクトな空間が牢獄のようになっている。
当時の宗教感における魔女のイメージをその時代のリアルを目指して映画にしている感じで。
その時代のリアルと今からこの時代を観るファンタジーの間にある何かがロバート・エガースの映画の魅力だと思ってる。ノースマンもそうゆう意味でめちゃくちゃワクワクした!
1番観たかったファンタジー像なので、これからの作品
が楽しみだし、ロバート・エガースが潤沢な資金で映画作ったらすごいものが観れそうで期待してしまう。
ウィッチでダークホラー、ライトハウスで狂気のアート映画、ノースマンで北欧神話大河とジャンルが広いのも今後どんな映画が見れるのかワクワク。
そもそも、初長編でこのクオリティは凄まじい才能。
幼さがの残るアニャ・テーラジョイの美しさもこの映画の魅力だけど、映る全てがパーフェクト。魔女が誰なのか、ほんとうにいるのかいないのか?双子はどこに消えたのか?
村山章さんのレビューで当時の怪奇現象の1つに幻覚作用のある食べ物があったとゆうのも、映画の物語に作用してるとゆうのを読んで
じゃあ、あそこは幻覚なのかもしれないとか、そもそも誰がそれを口にしているのか?など緻密に作られてるからこそ考えるのが楽しい。
観客の目線からのみ主人公のトマシンは、信用できる語り手として描かれてるから
映画への没入感がある。
配信で鑑賞