「トマシンをひたすら応援」ウィッチ しんばさんの映画レビュー(感想・評価)
トマシンをひたすら応援
アメリカ開拓時代、入植者の森への恐怖はやはり相当なものだったろう。暗くてどこまでどこまでも広がっていて何が出てくるかわからない。その恐怖に加えて、成長して別のなにかに変わっていく少女への恐怖、少女自身のとまどいなどをこれほどなく表現しきっている。そのふたつの恐怖が魔女というテーマに集約されて、うまーく観客を恐怖に突き落とす。それにしても、もと少女としては早く家族がばらばらになってしまえと思ってしまう。はやく主人公トマシンを自由に!と物語上逆なことを望んでしまう。そんな不思議な映画。
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