「作品から抜け出せないほどの余韻」だれかの木琴 ずーみんさんの映画レビュー(感想・評価)
作品から抜け出せないほどの余韻
この映画には、
ぶっ飛んだキャラクターも
あり得ないほどの狂気も出てこない。
ごくありふれた家族の物語。
なかなか本音に向き合えない家族。
些細なすれ違いからストーカーを始める母。
夜の街に繰り出す父。
不安で涙が止まらない娘。
ありふれた日常のなかに、
誰もが抱えた不安、孤独、揺れ…
そんな感情があまりに自然に表現される。
映画が終わっても
なかなか現実に戻ってこれない、
中毒性を持ったお話。
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