劇場公開日 2016年10月7日

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「アクション界の寅さんになっても…」ジェイソン・ボーン masakingさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクション界の寅さんになっても…

2016年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ダイハードシリーズ同様、どうせまた裏の裏かくんだろ、どうせやっつけちゃうんだろ、っという感じで見られるようになってしまった感は否めません。
でも、それでも、いいんです。だってジェイソン・ボーンなんだもの。
知的な格闘シーンではアルティメイタム、アイデンティティから比べるとかなり落ちます。寄りの画が多いのは、それだけマット・デイモンも歳をとったということかなあ、と諦めモードで観ていました。
その分、カースタントがてんこ盛りです。こちらはスプレマシーを凌ぐ内容であったと思います。
ストーリー展開は近年のハリウッドアクションものに多い、初っ端からアクセル全開モードで、起承転結も緩急も何もあったものではありません。
息もつかせぬ展開で、確かに2時間あっという間に過ぎましたが、前作と比べると、だから何が残ったの?と言いたくなるような話ではありました。
気がついたらここまで相当貶してますが、それでも星四つなのは、やっぱり同じようなパターンだろうが何だろうが、ずっとこのワンパターンを見続けていたいという欲望以外の何者でもありません。ガンダムのアムロがまた出て欲しいとか、スターウォーズのルークにまた出て欲しいとか思う心理状態です。
銀幕にまた戻ってきてくれた。それだけでよい。もう、アクション界の寅さんになって欲しいのです。でも、マット・デイモンは年老いていくけど…

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