ザ・ボーイ 人形少年の館のレビュー・感想・評価
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悪くはないが、ホラーとしての恐怖演出やストーリー展開に意外性が無いのが残念。
人形系ホラーという地点で、「幽霊が原因のオカルト」か、「生きている人間の思惑が裏にあるか」に大別されるので、今作もほぼ予想の範囲内の展開で特に意外性はありませんでした。
とは言え、序盤の老夫婦の異常性を見せる事によるミスリードが上手く効いているし、展開のテンポの良さと相まって最後まで飽きずに楽しめました。ありがちな設定のホラーではあるけど、色々と工夫の跡が見られる佳作と言った感じでしょうか。
あまり怖くもないので、これなら普段ホラーやサスペンスといったジャンルが苦手な人にもお奨め出来ます。ただ、この手のジャンルを見なれてしまっている人にとっては、恐怖演出やストーリー展開に意外性が無く、かなり物足りないのが残念。★的には3.5点といったところです。
期待しないで観たら‥
最後の展開は意外と面白かった。
でもブラームスは死んでて、魂が人形に入ってる設定の方が好き。
そんでもって、実はマルコムが女の子を殺した真犯人で
人形がコールやマルコムから助けてくれて
老夫婦は生涯を全うして
グレタは一生ブラームスに依存しながら生きていく
っていうダークハッピーエンドでも良かったな
その展開は予想してなかった。
まさかの展開に!?ってなりました。
人形がDV男に壊された時にまさかあんな毛むくじゃらのむきむきおっさん?が出てくるとは。人間かいっ!って。両親がなぜ死を選んだのか分からない。息子が生きてるなら愛してあげれば良かったのにと思ってしまう。
息子は本当に死んでいて実は深い理由が、って展開が良かった。
そのネタだけで引っ張るのは厳しい
設定自体は嫌いではない。
人形を子供として扱うというのは不気味でいいとは思うけど、
そのネタだけで引っ張るのは厳しいでしょ。
特に何か起こるわけでもなく、なんとなく不気味な雰囲気だけだし、
やっぱりブラームスについて掘り下げて謎の解明とか他に何か
事件が起こるとか。。
ラストで実はブラームスは実在してたというのは意外だったけど、
ブラームスに狂気を感じないんだよね。
関係ないけど高額の給料もらっているのに
最初のグレタの人形の扱いはないよね。
一応仕事でしょ。
オチが読めなかったのでプラス★0.5ストーリーはダルダルです。
観る前にネタバレ見ない方がいいと思う
元カレのDVから逃げてきた主人公グレタはベビーシッターとして英国のとある屋敷で働くことになる。年老いた老夫婦は旅行に行く間息子ブラームスの面倒を見てくれと言うのだが、どう見ても息子はただの人形で…という人形が勝手に動く勝手になんかする系のホラー映画です。
まあこういうもんねはいはいと思って観ていたらラスト10数分の怒涛の展開。私はクスッと笑ってしまいましたし、これはホラー映画の皮を被ったラブコメだと思います。主人公にだけは従順な、誰も手がつけれない仮面男。刺さる人には刺さると思います。
ま、1回観たら十分
他のレビューにもある通り、確かに「あぁ、そっちかいなぁ」という印象は受ける。
せやけど、ちょっと無理あるやろ。 姿見られずに出入り出来んやろ、そのでかい図体では。
(トイレや洗濯、どうしてたんなぁ!)
2度と観んし、人にも勧めんけど、
ま、なんか一昔前の懐かしいホラー映画を観たような気分だけは残った。
先入観でもう間違っている・・・
ブラームスの正体がまさかの体格のいい大人!! この展開はビックリでした! 呪いやお化けを想像していたので・・・ローレン・コーハンと2人きりでいれるなら僕も留守番しますけどね(笑)・・・いや、やっぱり怖いかな(笑)
ホラー映画としては抜きん出た怪作
ホラー映画でこんなにも面白いってことがあるのか!?と少し度肝を抜かれた。後半以降は釘付け!
今作はベビーシッターとして雇われたローレン・コーハン(以降面倒くさいのでマギー)が、不気味な少年の人形を向き合っていく愛の物語である。終盤までは・・・・
一見、特に日本版の安っぽいパッケージだと、お化け人形に襲われる典型的なホラー映画を想像する筈。実際、マギーが屋根裏部屋に閉じ込められる辺りまでは、そんな感じだった。
しかし、物語は途中からまさかの局面を迎え、マギーがその人形を愛し始めるのです!
ああ~こういう方向性に行ったのか~と思うのも束の間。マルコムに対するネタバラシもあっさりと終わり、いきなりDV男が登場!
そしてDV男にブラームスが攻撃を仕掛けるまでは予定調和だったのが、その後でまさかの展開に。
なんとブラームス君生きてました★(ゴリゴリマッチョな姿で笑)。
いよいよ実体化か分離化でもしたのかと思って、メチャクチャなオカルト展開に身構えていたものだから、これは嬉しい誤算だった。
ってことは、入水自殺した夫婦の心境にも合点がいく。初日に親父さんが外でマギーを諭す姿を不気味に覗いていた母親のシーンにも合点。そして去り際の「Sorry……」にも。
恐らく二週目以降の鑑賞でも色々と発見が有るだろう。
しかし、突っ込みどころや惜しい部分も無くはない。例えば、そもそも体臭とかどうなの?という疑問が湧くし、夜中にむしゃむしゃ食ってるところがバレてもおかしくない。
何より、マギーとマルコムがイチャついてる所に突撃してこない自制心が有るブラームス君は紳士だなあ(ハナホジ)。
それに、終盤のブラームス君登場以降の展開。マギーにだけは違った態度を取るのかと思いきや、割と普通に襲ってくる(笑)。この辺は面白かったんだけども、もう少し深い展開が欲しかったかなと。
10のルールについてはあまり重要じゃなかった等の意見も多いみたいだが、彼女を縛り付ける理由として機能していたし、ネタが分かってからの考察としても機能している。でもせっかくだから、3日に一度はブラームス君とお風呂♪みたいなルールも加えといて欲しかった・・・
【ここで一つ面白い考察を発見したのでご紹介。その名も『マルコムグル説』】
よくよく考えてみてほしい。ブラームスを壁の向こうで飼っているまでは分かるとしても、音楽を大音量でかけるルール(物音かき消し用)や本を読み聞かせるルール等、マギーが来る前から、ブラームスの存在を知らない人間に対応できるようなルールが出来上がっているのだ。
本作中では序盤に夫婦とブラームスが会話をしていると思われる場面が有るので(家族だけで話したいのところ)、夫婦とブラームスが間接的なコミュニケーションしか取れない訳ではなく、むしろ直接やり取りができる関係であることが分かる。
ましてや、ブラームスはルールの内容等からも分かる通り、精神年齢が成長していなさそうな人間だ。マギーが来ることに備えて、訓練ができるとも思えない。
つまり、マギーが来る以前にも同じ様な形でベビーシッターが来ていた可能性が高い。そしてその末路が悲惨だったからこそ、去り際の母親の「Sorry…‥」と入水自殺に繋がっているのではなかろうか、という考察だ。
そもそも、息子の存在に気を病んだからといって自殺するのは大げさな気がするし、女の子を殺した罪隠しにしても、今更感が有る。なら、一体なぜこのタイミングで夫婦は自殺したのか?去り際の「Sorry…‥」の意味は?
これらを紐解いていくと、自然と上記のような考察が出来上がる。
そしてマルコム。彼はそれらの事情を知っていたのではないかという考察がここで出てくる。マルコムは執拗にマギーを外に誘おうとしていたり、やけに屋敷の事情に詳しかった。
何より、マルコムだけが屋敷への配達を任されていて、メモにもその存在が明記されている。一配達人にしては、夫婦からの信頼が高すぎではないかと。
だが、マルコムはブラームス(ムキムキバージョン)の存在は知らなかったようだし、人形の移動にも驚いていたという事実が有るので、この考察は最後のピースが埋まらない感じ。もしかしたらそういう方向性も有った名残なのかもね。
《総括》
素晴らしい作品だった。恐らく20年後ぐらいには名作映画として語られていることだろう。ただ、もう少し考察で遊べる要素が有れば完璧だった。そこだけ。
あとマギーのパイオツが最高
退屈だが後ジワな映画!!
オチが知りたくて終盤まで付き合う羽目になりますが、退屈でした。正体を知り、ここをスタートにして物語を紡ぐ事がこの映画の独自性だったのではないか、と感じました。事故死した少年の魂を人形に移したのだろう(キリッ)と思っていた自分に笑えたので、良いオチだと思います。何度もベビーシッターを雇った事、じっと見続けて心をかきむしられた事、等は描かれていないので、想像すると物語に深みが増してジワジワ来ます。また、ヒロインに頻繁にセックスシーンがあって、彼を嫉妬させれば動機も増してもっと面白くなったと思います。
ベビーシッターではなく、ナニー
DVの元カレから逃れるようにしてアメリカからイギリスへとやってきたグレタ。老夫婦から紹介された息子というのは人形だった!というワクワクする設定だったが、オカルティックな方向で進むのかと思いきや、驚愕の展開が待ち受けてました。これぞまさしくプロットの暴力といった感じで、そこで怒り出す観客も出てきそうな内容でした。
人形の世話をする「10のルール」といったものもあったのですが、最初はそれを守っていなかったグレタ。9番目だったかに「一人にしないで」という項目があり、それが恐怖心を煽ってくるのですが、かなり一人にしてるやろ!というツッコミも最後には解消。あんなに隠し部屋があるなんてズルい気もした。
日用品配達のマルコムも人の好さそうな独身の兄さん。最初にチューインガム占いなんてやらなければ、もっと早くに親密になれただろうに、ちょっと残念な関係となってしまいました。老夫婦が長い旅に出たのだから、グレタは周りに住宅もない屋敷で一人暮らし同然だよ!何やってんのよ・・・
そんなマルコム。元彼のコールにも慄いてしまうし、正体がわかったブラームスにもビビッてしまう。何しろ8歳の少年なんかじゃなくて、火傷を負ったためにホッケーマスクをしたおっさんになっていたのです。しかも毛むくじゃら。これだけ見ればジェイソンよりも怖そうなんだけど、何しろヒッキーだからなぁ。日の当たるところで運動もしてないんだから、鈍ってるはずだよ!てか、咄嗟だったからそこまでは考えられないですよね・・・
続編もあるみたいですけど、徹底的にヴィランになってくれるのでしょうか?この続編がケイティ・ホームズ主演で作られるというニュース記事を読んだおかげで、期待値を込めて3点。
人形ならあっちを期待してしまう
豪華な館にベビーシッターにやってきた主人公が、奇妙な人形のベビーシッターをやる事になり巻き起こるホラー映画。
結論を最初から言わせて頂くと、チャッキーやアナベル人形系ホラーを期待してしまうと肩透かしに合う映画であった。
映像も綺麗だし、序盤は「何故、人形を真面目にベビーシッターしなきゃあかんの?」とマジマジ見ていたが、それは前半30分まで。
中々進まないのよ。話が。
後半、人数不足を感じてか主人公の元カレを出す始末。
人形が襲うと思いきや、、、そっちか〜い!!w
(これが加点みたいなもの)
ネタバレ後は多少面白さは回復したものの、全体的にはボリュームが無い映画で肩透かし。
最初少しあらすじ掴んで、最後の20分まで早送りでいい映画でした。
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自宅にて鑑賞。古びた洋館を舞台にし、BGMが盛り立てるゴシック系のホラー。流れる様な情感高まるスムーズな導入部。L.コーハンの“グレタ・エバンス”の過去が徐々に明かされつつ屋敷の不可解で謎めいた出来事が続く中盤ややもたつく。出掛ける際の耳打ちが想起されるが、老夫婦の心中は何故そうするのかイマイチ解せず、ただ唐突にしか思えなかった。“コール”のB.ロブソンの登場から物語は一気に加速するが、人形共々“ブラームス”のキャラクターはもっと作り込むべきで中途半端な印象。不気味な雰囲気を愉しむべきか。60/100点。
・伏線にはなっているが、物語として余り際立たなかった
“ブラームス”のルール:
・客人を招いてはいけない
・人形の顔を覆ってはいけない
・食事は冷蔵で保管する事
・毎朝7時に起こす事
・平日には3時間勉強を教える事
・音楽は大音量でかける事
・人形を一人にしてはいけない
・庭の鼠捕りを掃除する事
・人形の食事を欠かさない事
・おやすみのキッスをする事
の10点。
・“マルコム”のR.エバンス、C.ファレルか若かりしB.ウィルスを彷彿させる甘いマスクの印象が残った。“ヒールシャー夫人”のD.ハードキャッスルが何とも不気味だったが、やはり一見可愛くも気味悪くも見える人形の出来が素晴らしかった。
・序盤、L.コーハンの“グレタ・エバンス”が初めての悪夢でうなされ起こされる際、白いシャツを着ているが、人形の涙を拭い屋根裏部屋を見付ける次のシーンではグレーの服に変わっていた。
・当初、タイトルは"In a Dark Place"で、“グレタ・エバンス”役はJ.レヴィになる予定だった。
・鑑賞日:2016年6月26日(日)
いい雰囲気…ファ?!
人形系ホラーだったようなので
借りたくてレンタル屋で半年待ちやっと
在庫がある時に確保できたのでそんなに
人気なのか?!と思い鑑賞しました。
主人公の置かれている状況と、人形への思いの変化が、ズブズブ人形に侵食されている雰囲気など中盤までとても良かったです。
人形か、館に霊が憑いているのかと思ったら
急な展開に口が開いたままでした。
最後のシーンを見る限り、
チャッキーのような存在にしたいがための
序章の映画なのでは?と感じました。
もしそうなら、人形映画としてはこの人形自体の性格の癖がないので、(チャッキーは完全悪すぎてむしろカッコいい男、欲において開放的)
続編で巻き返せるのか?と思いました。
中盤までのワンシーンワンシーンのカットはとても見やすく、ゾクゾクしました。
女優さんもとても綺麗でした。
そんなムチャな
なるほど人形に霊が宿り動くホラーか…どう展開しどう盛り上って行くのかなと期待していたら、何とも意外な終盤の展開にびっくり。
そんなムチャなそんなんで説明つくかよという展開ながら、含みを持たせたラストまで悪くはなかった。
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