劇場公開日 2018年3月1日

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「ライアンクーグラーに外れなし」ブラックパンサー ナポレオンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ライアンクーグラーに外れなし

2018年3月9日
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キャストから物語の設定までアフリカ系の人の差別されてきた歴史が散りばめられている。例えばナキアの登場場面は奴隷として売られるアフリカ系の女性を乗せた車の車内である。彼女は南部の黒人奴隷の実話小説の13years a slave の映画化であるそれでも夜は明けるで奴隷役を演じている。敵であるキルモンガーとの最終決戦場所では電車が通っているビヴラニュウムの採掘所である。ライアンクーグラーの初監督作品のフルートベール駅でという何も悪いことをしていない黒人少年を白人警官が射殺する事件を描いた映画の主演はマイケルBジョーダンなので予告の時点でこの映画を連想させられた。設定面ではブラックパンサー(両者)が押さえつけられたりリンチにされているシーンは実際に過去にもしかしたら今も起こっていることを表している。しかしその痛みを力に変えるあのスーツの能力は作中で最もカタルシスを感じられる。過去の過ちから生まれたキルモンガーだが彼の存在自体は過ちではない。キルモンガーの意思を引き継ぎティチャラは王として成長した。マーベル最高傑作といっても過言ではない。

ナポレオン