マイティ・ソー バトルロイヤルのレビュー・感想・評価
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ストーリーを考慮した副題にすべき。「バトルロイヤル」は相応しくない!
映画監督、脚本家、俳優、コメディアンと
多彩な顔を見せるニュージーランド出身の
タイカ・ワイティティがメガホンをとった今作。
元々コメディアン出身だったからか
所々に笑いがちりばめられている。
冒頭、ソーが炎の悪魔の国「ムスペルヘイム」の王スルトの前に
鎖でつるされる場面。
スルトが猛々しく話をしている途中で
鎖が回転し後ろを向いてしまう。
その度にソーが「ちょっと待ったっ!」と言って
進行を止めるのだ。
もう半回転して正面に向き直るまでスルトも沈黙するという
場の空気も、映画進行の空気も読まない
ギャグがいきなり炸裂する。
他にも記憶のないブルース・バナーが
闘技大会でソーとハルクだった自分のどちらが勝ったのかを
ソー本人に聞く場面でも
「自分が勝った」「楽勝だった」というソーに対して
「本当に?」「信じられない」と応戦する会話は
子供の意地の張り合いのように感じてクスリと笑ってしまった。
(実際にどちらが勝ったのかは、映画を見てほしい)
またソーは、惑星サカールの統治者グランドマスターから
雷神(the God of Thunder)ではなく
雷様(Load of Thunder)とずっと呼ばれていたりするなど
全体的にコメディ要素がちりばめられていて
今までにはない新鮮さを感じてよかった。
この映画は人工知能ウルトロンとの戦いから2年後の話。
いきなりスルトとのバトルが
レッドツェッペリンのImmigrant Song(移民の歌)に
合わせて始まる。
冒頭で述べた笑いを盛り込みつつも派手なバトルを見せてくれる。
しかも、この曲の選曲自体が
物語終盤への大きな伏線になっているのだから驚きだ。
封印から目覚めたソーの姉で死をつかさどる女神ヘラが
アスガルドへ乗り込み国を征服する。
それを阻止すべくソーとロキと戦うことに。
しかし止めることができずビフレストからソーとロキが
はじき出されてしまう。
ついた先はグランドマスターが統治する惑星サカール。
上空に開く大量のワームホールから常にガラクタが落下し続ける
未知と既知の境界の星だ。
グランドマスターは闘技大会「バトルロイヤル」で
チャンピオンに勝利したら望みを叶えるとソーに約束する。
そこで出てきたのがハルクだった。
ソーはハルクに勝ってアスガルドへ帰れるのか。
そしてヘラから国の危機を救えるのか。
というお話。
映画には元医者だったあの新キャラクターや
ブラックウィドウも登場する。
映画を観終わって一番気になったのは副題だった。
バトルロイヤルという副題がどうもしっくりこない。
惑星サカールでのバトルロイヤルはあくまでサブ的な展開で
物語のメインはヘラをどうするかだからだ。
原題は「ラグナロク」だったらしい。
こっちの方が的を得ていると思う。
内容を一切考慮せず
ただ「ソーとハルクが戦うのが珍しいから」という理由で
副題を決めてしまうのはいかがなものかと思った。
新しくつけるなら「リベンジャーズ」「ミニアベンジャーズ」
あたりが妥当ではないだろうか。
それからソーとハルクのバトルはもっと長くしてほしかった。
中々みられるものではないから。
ウルトロンでアイアンマンVSハルクというのがあった。
ハルクバスターが初お目見えし印象的なシーンだった。
今回も覚醒したソーの姿が拝めただけにもっと見たいと思った。
ハルクのハチャメチャな強さとは対照的に
ヘラの強さをあまり感じられなかった。
刃を飛ばして攻撃するのだがワンパターンで
ホントにこれで天下取れるのかなと疑問を抱いてしまった。
以上の点から何かいまいち感がぬぐえなかった。
それが今回の点数の低さに理由。
MCUシリーズはずいぶんと複雑になってきた。
ハルクなぜ惑星サカールにいたのかは
「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」が関係しているし
ロキがアスガルドの王オーディンに変身して統治しているのも
前回の「マイティ・ソー ダークワールド」が関係している。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の舞台となった
ザンダー星の話題も出てきた。
クロスオーバーが増えるのは嬉しいことだが
ちゃんと読み込んでいかないと追いつけなくなってきた。
細部まで楽しみたいのなら解説サイトを読み込んだり
何度も観たりしていかないといけなくなりそう。
今回のレビューは愚痴が多くなってしまったが
面白いから次も見ちゃうと思う。
次はブラックパンサー。
シビルウォーで初めて出てきたキャラのピン作品。
どれだけ話が盛り上がるのか期待したい。
監督ワイティティが 自ら声優演じるコーグ(岩男) 俳優、コメディア...
オフビート気味なコメディ
ソーとハルクはこうでなきゃ
アベンジャーズからアベンジャーズインフィニティーウォーまでの映画の中では唯一劇場で観ることができなかったのでようやく鑑賞。IWを観てからの鑑賞。
アベンジャーズの時からソーとハルクは殴り合っていたが今回はそれがふんだんに使われていてよかった。ハルクの怒っても出てこない所は二重人格的な扱いなのだとインフィニティーウォーを見た後の監督の解説を読んでわかったが今回の作品でより表現されていたと思った。
バトルロイヤルの最後のシーンがIWの最初のシーンに繋がるのだと思ったらもう一度IWを見てみようと思った。
三枚目のヒーロー
マイティソー・シリーズの中でも一番楽しめる作品でした。ソーを完璧で隙なしヒーローではなく、どこか笑える三枚目のヒーローに仕立てたところに、親近感がわき、好感が持てました。
但し、前作までのストーリーが分かっていないと、ソーとロキの関係など、最初はわかりにくいかな…。
CGを駆使した映像は、見応えがありました。ルネサンス期の宗教絵画を切り取ったような画面が、とても美しかった。
ジェフ・ゴールドブラムやカンバーバッチ、浅野忠信と意外な俳優さんの登場で、楽しませてくれましたし、マーク・ラファロはちょっと歳とった感がありました(笑)
前の席に外国の方が鑑賞していましたが、意外な所で笑い声が聞こえて来てました。
過去二部作と比べ違いを感じました
ポップな感じのソー
取り合えず最高、取り合えず神兄弟が可愛い
アベンジャーズではヴィランのはずだったロキが、いつの間にかヒーローになっててほっこり。ソーがチラッとロキの子供時代の悪事をチクってたとこなんてワンダフル。
サカールの世界観やキャラクターのデザイン等は、お洒落でなによりゴテゴテした色味が好き。
前作まではなかった新たなMCUの世界。
多分一番楽しいの監督な気がする。
ソー1から出演してた唯一の日本人、浅野さんが死んじゃったのが少し寂しいね。
面白かった
神々 笑う
これぞワクワクヒーロー映画
最近アベンジャーズが暗くなってきた中で笑いが多め、アクション強めの素で楽しめる映画だった
特にソーとハルクの組み合わせはおバカっぽくてギャグ要員にもなり面白かった。
強敵には強敵をぶつける手法がなんとも力技のソーの映画らしく個人的には好み。
ただ露骨なCG感が拭えず、話は面白いのに背景などの作りに違和感があったのが残念だった。
またインフィニティ・ウォー視聴後にラグナロクを見たので、ラストからのIWの繋がりは驚いた…
同じ船だと考えるとアスガルドの民たちはやっぱり全滅してしまったんだろうか…
またAoUからの時系列的にハルクが2年間宇宙にいたという事実にも驚いた。
時空間が歪んでるとマスターなんちゃらは言っていたけどそのシステムが適応されているのかな…
まあ、とにかく暗くなりつつあるヒーロー映画を明るく盛り上げてくれるいい映画だった
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