リメンバー・ミーのレビュー・感想・評価
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心が洗われる作品
亡き家族を大切に想う。
家族を亡くした経験が多い人ほど感動できるはず
吹き替え版を鑑賞。ピクサー作品の中でも評価の高い「トイ・ストーリー3」のスタッフが作った新作だそうである。「トイ・ストーリー3」も,サプライズ的に感動的な展開が相次ぎ,1から見てきた子供達はもとより,子供と一緒に見てきた親にまで福音となるような名作だったので,今作も期待して見に行ったところ,期待を上回る出来であった。
アメリカでは昨年 12 月の公開だったため,先に上映されるアナ雪の続編では,クリスマスが舞台になっており,かなり季節外れな感じを受けた。日本の公開も当初は同時期だったものが,今月まで後倒しにされてしまったためらしい。アナ雪も吹き替え版であったが,前作の松たか子,神田沙也加,ピエール瀧らが相変わらず高水準の歌唱を聴かせていた。
リメンバー・ミーの舞台がメキシコということで,ディズニーのオープニングテーマまでラテン的なアレンジで演奏されるのがまずサプライズである。メキシコには「死者の日」というのがあって,日本のお盆と同じように先祖の霊がこの世に戻ってくるという風習があるらしく,それを下敷きに物語が作られている。また,生前の自分を覚えている人が一人もいなくなると死後の世界からも消滅するという設定も,日本の「石仏(いしぼとけ,50 回忌を過ぎた死者の霊)」という風習を感じさせる。日本人は,多分この設定に容易に感情移入できるはずである。
まず,色使いが素晴らしいと思った。キーアイテムとなる花びらの色,花びらでできたあの世とつながる橋,死後の世界の建物の色,死後の世界の立派さも目を見張らされた。脚本もよく練れていて,見事なサプライズがいくつも用意されていた。人はそれぞれ,先祖に対してどのような気持ちを持っているかは違うだろうが,この話に心を動かされない人は少ないのではないかと思う。
ミュージカル仕立てになっている本作において,吹き替え版では,全ての歌曲を吹き替え役の日本人声優が歌っているのだが,それぞれ見事な歌唱なのに感心させられた。アカデミー賞の長編アニメーション賞と主題歌賞を獲得しているので,吹き替えの仕事の中でもトップクラスに困難な仕事だろうと思った。曲の水準も高く,非常に気持ちよく見ることができた。
家族を亡くした経験が多い人ほどこの話には胸を打たれるのではないだろうか。誰か家族とご一緒に鑑賞されることをお薦めしたい。ぼっちで見てしまったのが返す返す残念であった。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
眠たかった…
IMAX字幕
大野智さん主演映画の深い哀しみが一層身に染みる
最っ高‼︎
ベタだけどハズレなし
プロットに不満はあれど号泣した
劇場予告がクライマックス(p_-)
大切なものの想い方はそれぞれ
まず、死者の国や死者の日の装飾がとても美しく、まさに息をのむよう。キャラクター造形も個性的で分かりやすく文句なしです。
ストーリーにも無駄や不足はなく、大人には結末の検討はついているものの、近年のピクサー/ディズニー映画らしく一筋縄ではいきません。伏線やギャグも散りばめられています。
主人公のミゲルは、「素直で優しく、やるときはやる」というスタンダードな主人公キャラクターなのですが、そんな彼であるからこそ、彼を取り巻く大人たちから愛情を注がれ、それをよく理解しながらも思い悩む様子が(ちょっと綺麗すぎますが)良かったです。
以前インサイド・ヘッド(inside out)を鑑賞した際は、日本人と外国人の文化や感覚の違いのようなものを感じましたが、今作では異国の風景を興味深く美しいものとして受け入れることができ、多くの人が違和感なく登場人物に自分や自分の家族を重ねることができると思います。
あと本編前のアナ雪の短編が結構長いです。
アナ雪未視聴の方、興味のない方はまあまあ退屈かもしれません。
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