「もし自分に子供が出来たら絶対に見せたい作品の一つ。」リメンバー・ミー カトソラさんの映画レビュー(感想・評価)
もし自分に子供が出来たら絶対に見せたい作品の一つ。
リメンバー・ミー 【IMAX 2D 吹き替え版】
鑑賞日 2018 3/17
ミュージシャンを夢見るが、厳格な《家族の掟》によって音楽を一切禁じられている少年、ミゲルがある日、先祖たちが暮らす「死者の国」に迷い込んでしまうという物語。ストーリー、キャラクター、音楽、CGアニメーション、日本語吹き替え…全てにおいて魅力的だった。まず、子供にも分かりやすいように死者の国を暗い雰囲気ではなく、明るい、美しいコミカルな雰囲気で描かれていたところが良かった。また、死者の国に住む人は、現世で自分のことを忘れられると「二度目の死」が訪れ、死者の国からも存在が消えてしまうという設定が素晴らしいと思った。さらに、日本語吹き替えが素晴らしかった。ミゲル役の石橋陽彩の演技や、主題歌であるシシド・カフカ歌う字幕版とはかなり違う雰囲気のリメンバー・ミーも素晴らしかった。そして最後、エンドクレジットでウォルト・ディズニーやスティーブ・ジョブズ、ディズニー、ピクサーシリーズで活躍された今は亡くなった方々の写真がスクリーン一面に映し出され、「時を超えて私達を支え、力を与えてくれる人を決して忘れない」という文章が添えられた時は本当にこの映画は素晴らしいなと感じる。この映画は「亡くなった大切な人を忘れてはいけない」というメッセージを伝えようとしているんだということを感じた。だが、本編上映前のアナと雪の女王の短編は本当に必要無いと感じた。もうアナ雪が大ヒットしたのは何年も前の話だし、本編上映前に少し流したくらいで何が変わるわけでも無いし、しかも内容がとても薄く、つまらなかった。