「ギターを弾く指の動きですよ…!」リメンバー・ミー 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
ギターを弾く指の動きですよ…!
アナ雪ピクサーではないし、同時上映はあんまり粋ではないな。でも、この映画のレビューでアナ雪挟むな云々はまたちょっと違う気がします。(いや私も書いてるけど)
だからやめときゃ良かったものを…。ま、DVDで観たんで私には関係ないんですが。
登場人物に感情移入できるか、はともかく、皆それぞれ思ってることに理屈が通ってるので風通しの良い作品です。そしてシナリオの段階の踏みが上手い。各々ひとつの問題点に持っていくのに、小道具や細工の入れ方が自然で違和感がないので喉が唸る…。
この映画は、自分の追い求めてる夢が過酷であればある程観るのがしんどいと思います。
途中の「芸術が家族なんだ」という言葉は、わかる人にしかわからない、自分が家族も恋人も諦めてその道に進んだということを表現するのにふさわしい人が発している言葉だからジーンときてしまう。まぁ非道なやり方はよくないよね、というのは前提にして。
にしても、骸骨をあんなかわいく表現出来ちゃうなんてさすがピクサーですね。眼球のところを可愛くしたのが良かった…のか?ミゲルの骸骨メイクもセンスばっちり。
そして家族の呪い。これだけはちょっと大円団で一括りにできない。
最後何でお前ら泣いとんの?ってくらい、最初すごかったじゃん。毒親だったじゃん…。
エンドロールいいなあ。劇場で観たかったな〜。
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