「違和感 と不快感」スター・ウォーズ 最後のジェダイ youさんの映画レビュー(感想・評価)
違和感 と不快感
DVDが発売されて、何とか遠い記憶の彼方に葬り去った怒りが再燃してしまいました…ほぼ八つ当たりです。以下口調が荒れますので注意。
たしかにいくつか見栄えするシーンはある。
ただそのシーンのために失ったものが大きすぎて眩暈がする思いだった。
「一人で戦艦に突っ込めばかっこいいな」
この園児並みの稚拙な思いつきのために失ったのは冒頭から続く無為な追いかけっこに費やした時間だけじゃなく、その間に犠牲になった仲間と、今までswシリーズで戦ってきた全てのパイロットが無駄死にだったことを意味するんじゃないのか?
シールドポンポン破れるなら爆撃機みたいな船もまっすぐ突っ込ませればよかったじゃないか。
デススターだって一撃で落とせそうな反撃方法があるならここまでの8作すべて無駄なんじゃないのか。ジェダイもシスも要らない。必要なものはでかい船とハイパードライブのみ。操縦すらドロイド一体で賄える。言ってみればあの女艦長すらただの無駄死に。なんなんだ?
壊さなくてもいいでっかい金字塔をただの手抜き脚本で根元から自爆テロみたいな形で壊しといてやりたかったことが特攻玉砕シーンひとつ?何でこんなものを時間とお金使って見せられなきゃならないのか本当に理解できない。
ただただ陳腐化させたかったのか?炎上商法がしたかったの?
人種的な配慮が顔面にこれでもかと押し付けられた挙句見せられるものはep7で生き生きしてたフィンが死んだ顔で演じる、唐突に出てきたブサイクアジア人とのラブロマンス。
こんな文句がいくらでも出てくる。本当に撮り直してほしい。
この作品のおかげで永遠に見れなくなったシーンや展開があると思うと憤り以外覚えないし、この作品があるせいで以前の作品全て陳腐化する。ただそうさせたいなら冒頭で「全ては滅んだ」から始めればよかったんじゃないか?本作という根本的な無駄と徒労感を感じないだけ評価できる。キャリーフィッシャーに申し訳ないし、演じ切ったマークハミルの忍耐を称えたい。この監督には本当に他の作品でやってほしかった。
感情的になりすぎてて不快に思った方には申し訳ないです。