「よくも悪くも世代交代」スター・ウォーズ 最後のジェダイ じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
よくも悪くも世代交代
いつものオープニング。やったあ待ってました!お決まりの目まぐるしい最初の戦闘に続き、ようやくルーク登場。
あれ?時間軸おかしくないですか?
と思ったら、フィンとローズが戦闘中なのに他の星系に人探しして戻ってくる?(確か16時間)ウーム無理がある。
しかも、この後の流れがこの二人が中心なイメージ。これでいいの?
確かに、サブキャラとして、今までもヨーダ、ジャージャービンクスとか活躍するシーンはあった。でも、それは世界観のためには絶対に必要だった。
今回のフィンはただでさえ地球人ぽいのに、加えてアジアンの○スはないでしょう。人種が地球によりすぎ。せめて、他の星系の人間にしてほしかったな。だから、終盤の戦闘でローズの自己犠牲的シーンが「あれ?ボクはなにを見てたんだっけ?」と思ったくらい。
よい場面もたくさんあった。
特に、スノークが殺されたあとに赤い近衛兵とのレイ&ベンの戦闘シーンはよかったが、もう少し様式美に振るのがSWではなかったか?
囲まれる→背中合わせに立つ→ランダムな戦闘の中にも二人の息の合った連係→一方のピンチ→絶体絶命!→間一髪で助ける。この流れはいい。
また、後半の白い大地に赤い塩によるビビッドな映像美をもっと消化してほしかったな。
全体的には、ルークもレイア(映画に出ないけど)もソロも逝き、従来の世界観を踏襲する人物は居なくなった(そのための7、8?)。これにより、必然的にレイ&ベンの話になっていくんだろうけど、あと一作でこのケリは着くのかねえ?
2の壮大なラブロマンスがあったお陰で、そのためにアナキンに起きた気持ちは理解できる。レイ&ベンには何が起きるんだろね。
ジェダイは本当に滅びるのか。
スノークの正体とは?
全滅寸前の反乱軍に起死回生はあるのか?
そもそも、「光があれば闇もある」の解釈はどうなるの?
って、結局次回作がめっちゃ楽しみということでええやん!