「スターウォーズが"オワコン"と呼ばれる日」スター・ウォーズ 最後のジェダイ parkさんの映画レビュー(感想・評価)
スターウォーズが"オワコン"と呼ばれる日
最初に言っておきたい事であるが
自分はⅣⅤⅥを神格化してはいない むしろ疑問すら感じている そういった意味で今回のレビューは保守的ファンの決め付けだ!とは思わないようにしていただきたい
またルーカスがこの作品を絶賛しているからスターウォーズの継承が行われている!素晴らしい!と手放しに☆5評価を付けている方がいるが 元となった英文の記事を読んでから発言していただきたい ニュアンスが全く違うので…
おそらく日本メディアによって脚色されてしまった記事しか読めない方々なのだろう…
これで○○年来のスターウォーズファンです!と名乗っているのだから滑稽だ
そういった方々はルーカスの監督を降りた理由もでっち上げのものしか知らないのでしょう(ルーカスはディズニーに買収された時「奴隷商人に我が子を売った」と発言 その後撤回)
クローンウォーズを作っていたときはルーカスは参加していたのにⅦからは参加していないという事から少しは分かるとは思うのですがね…
自称スターウォーズファンは 他のディズニー映画でも見ていれば良いのではないでしょうか? おそらくそっちの方がよっぽど面白いでしょう
ルーカスの自分の思い描いていたⅨまでのカノンを汚された絶望感について 無知な自称古参ファンの方々が 多すぎるのはとても残念です…
ではレビューを…
極論を言えば、必要の無い作品である。
なぜならほとんど前に進んではいないからである。
おそらくこれを見ずしてⅨを見てもあまり違和感を感じないだろう…
では気になったところを箇条書きにまとめてみた
まずラストシーンから
沈もうとする二つの太陽… 霊体化するルーク…もう完全にこれがスターウォーズです!泣いてください!と面前で言われている気分だった 典型的なお涙頂戴… 雰囲気で持っていこうとしすぎている
子供がいかにもこいつが次の主人公だ!という風に取り上げられており 最初から引き延ばそうとしてるのミエミエだった
終わらない(終わらせようとしない)物語ほどつまらないものは無いと思う
レイアが最後に言ったことでポーは簡単に納得している ということはつまりポーに作戦を最初から伝えておけばフィンとジャイ子は
カント・バイトに行かなくて良かった
つまりここで物語の2/3が無駄だと発覚!
ハイパードライブに入ってスノークの戦艦を倒すしたシーン あれが出来るのならば堕ちそうになるレジスタンスのXウイングはみんなやってるはず 設定がガバガバすぎる…
人気を出す為に昔の人気キャラのヨーダを出してくるあたり なんだか打ち切り前の元人気漫画(ブリーチ)を見ているようだった
ルークとはあんな一人で何も決断できないキャラだったのか?
ヨーダに燃やしてもらわないと一人でジェダイ聖堂らしきものすら燃やす決断が出来ない
ヨーダに説得されないと戦いにもいかない…
あんなに年を重ねているのにまだマスターがいないとダメなのか??
7であそこまで期待(スノークって何者!?フィンとキャプテンファズマの関係って?)をさせておいて 安易に面白くなりそうだからという理由なのか?殺したのが 許せなかった
まだあの二人が生きていたら希望はあった…
ジャイ子で無理やり ラブコメにしようとしているのも大衆映画に成り下がったといえる一つの理由である これはディズニーだから仕方ないかな???
また宣伝では 鳥がかなりの出番があるように見えるがほぼ出てこないし 特に必要はない
この必要のない可愛いキャラを付け足していくあたりが また大衆映画に成り下がったといえる理由である ディズニー媚びすぎじゃないか?
音楽について
素晴らしい迫力でバトルシーンにも手に汗握るものがあった。 しかし今回はほぼ新しいメロディが無いのである。そして今までの作品よりもかなり多くのシーンでメインテーマを使っている。革新的な映画である事がウリであるスターウォーズにおいて音楽脚本共に過去の栄光にすがっているようにしか見えない。
最後にマークハミルに同情の意を表したい
君はルークはこんなことはしないと脚本に文句を言っても ベストを尽くして素晴らしい映画を作ろうとしてくれた
そこは大いに評価したい
しかし脚本が酷すぎた。
スターウォーズがいわゆるオワコンになる日はそう遠くないのではないだろうか
何度も何度もスターウォーズを見てきた人間から言わせてもらうと これはスピンオフ以下の作品である。
今すぐⅧをカノン(正史)から外し7.5と評してⅧは作り直すべきだ