「中途半端」スター・ウォーズ 最後のジェダイ アドルフさんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端
ルークがヨーダ、レイア、R2D2と再会する場面では昔を思い出して目頭が熱くなった。
(しかしチューイの再会シーンだけ雑だったというか…全体的に大事にされていないのは何故だろう…悲しい)
マーク・ハミルが出演したということが一番私にとって大きなポイントで、本作はそれ以上でもそれ以下でも無い。それが、とても残念。レイ達の新たな物語を楽しみたい、という気持ちはあるのに…!
旧キャラクターに引導を渡して、新しいサーガを作るというのならば、やはりレイが「ルークという壁を乗り越えていく」物語にした方が美しいのではないかなと思った。
(ジェダイやダークサイドという概念すら乗り越える新世代だというのは分かるが…、ルークと対峙するような、通過儀礼となる場面が欲しかった)
世代交代は必要だし、新しい世代の台頭を嘆く必要もないが、旧世代が中途半端に活躍して中途半端に退場させられるのではどうしても不満が残る。
あと、ルークが、しけた日本海みたいな海を背景に背負って隠居してるのが絶妙にダサい。異星っぽさがまるで無くて、スター・ウォーズの世界観ってこんな感じだったか?と。ロケーション活かしでも、せめてなにか工夫して欲しかった。
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