「飽きの来ない2時間半」スター・ウォーズ 最後のジェダイ いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
飽きの来ない2時間半
前作フォースの覚醒がこれまでのスターウォーズの枠に収まったままの作品のような気がしてあまり満足できなかった。しかし、今作は監督が違うということもあり見る前から興奮が止まらなかった。実際面白かった。これまでのスターウォーズの枠組みを超えていった、しかも良い方向に。2時間半の中で一切中だるみせず、各キャラクターにスポットライトが当たり、活躍していった。特にフィンが好きなので、今作の彼の活躍は非常に嬉しいものであった。
劇場で見ることをお勧めする。
〈追記〉
改めて金曜ロードショーで見たが、結構ぶっ飛んでて好きだったけど何やねんと思うことも多々あった。
レイアが宇宙空間に飛ばされて戻ってくるのも劇場で見た時は「よかった、生きてる」って思ってたけど今見るとちょい冷めた。
ルークとカイロレンの戦いでルークが実体じゃなかったくだりは、ルーク絶対やられるやんという予想を裏切る感じで初見では驚いたけど、結局島から出ないんかいと思った。
今回嫌だったのはフィンとローズのくだり。そもそも二人の行動はベニチオデルトロ演じるハッカー(無駄遣い)の裏切りにより結局意味なかった(ファズマを倒したのはナイス)。これは予想を裏切る展開で良かったのだが、寧ろ大迷惑になっちゃったのが嫌な気持ちになった原因だと思った。まあ、これはホルド提督が最初から作戦を言っとけば良かった問題だが、言ったら言ったで誰かが戦艦に残らなくちゃいけないで一悶着するからなんも言わなかったのかなと考えとりあえず納得している。
そんなこんなでフィンは責任を感じ、命令を無視し命を捨て特攻をしたのかなぁ。で結局ローズに阻止されて好きだという告白、いつのまに急だなあと感じた。そして一番嫌なシーン前作でレイとフィンが信頼、もしくは恋愛のような関係になってたのに、ローズ何やねんお前、何キスしとんねんと思った。
今作は予想を裏切る展開が多過ぎた気がした。前作みたいにカイロレンがまさかのハンソロの息子、ハンソロの死くらいで衝撃的展開を抑えるのも良いのかなと思った。
そしてカイロレンの上半身裸へそ隠しのシーンは何だったんだろう…