劇場公開日 2017年12月15日

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「いろいろと感情をかき乱されたけど、でも面白かった」スター・ウォーズ 最後のジェダイ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いろいろと感情をかき乱されたけど、でも面白かった

2017年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

毎度そうなのですが、特別コアなファンではない私でも、祭りの始まりを告げるオープニングのあのテーマソングを聴いただけで、やはりめちゃくちゃテンション上がっちゃいますね。
ただ一つの映画を見る、だけでは済まされないスペシャルな存在であることは、コアなファンではない私の中でも間違いない事実、そうなると思い入れの深い熱狂的なファンならば半ば喧嘩腰で議論してしまうのもそれは当然と言えば当然でしょう、まあ私も正直微妙だなと思ったシーンは少なからずありました・・・でも、やっぱり面白い、やっぱりスター・ウォーズって好きだな~と改めて再認識させられた次第です、軽めの好き程度で申し訳ないのですが、突っ込みどころは多々あっても好きなものは好き、これはもうしょうがない・・・。

さてどんな展開になるのか、予告編から様々な妄想を膨らませながら鑑賞しましたが、なるほど確かにこれは衝撃、そっちか~と感情をかなりかき乱されてしまいました。
まあでも二転三転、見る者を飽きさせないストーリー展開で、とりあえずあっと言う間の二時間半ではありましたね。
光と闇、善と悪、こう言ったテーマで描かれた作品は他にも多々ありますが、これ以上に見入ってしまう作品はやっぱり他に無いんだなぁ、ただ重いだけでなく深みがある、そしてどちらに転ぶのか、誰も予想できない、そんな危うさもとても魅力的ですよね。
ルーク、カイロ・レン、レイのせめぎ合い、それぞれの葛藤は見ていて本当にヒリヒリしました。

それとフォースの覚醒で最後に登場したルークの姿には正直本当に老けたなと思わされたものでしたが、今回はその老けっぷり、刻まれた皺の数も味になったと言うか、渋みを感じました、ルークの悩みの深さ、計り知れないものがありましたね・・・。
今回は確かにクレジット最上位に違わない、まさしくルークの物語でしたね、結末は賛否両論も、私はこれはこれで受け入れたい、そう思わせてくれる、マーク・ハミル渾身の演技だったと思いました。
あの緑のお方の存在感もさすがの一言、やはり説得力が半端じゃない!
フォースとは、ジェダイとは、そこへのフォーカス具合も、今まで以上に特徴的で深く印象に残りました。

ただいろいろと気になる部分もありましたから、文句無しに絶賛と言う訳にはいかなかったのもまあ正直なところ。
フィン&ローズの行動(ローズのビジュアルも含めて&姉の方は相当美人だったのになぁ)、デル・トロが似合うけどスター・ウォーズの世界観には嵌らなさ過ぎたところとか、ホルドーの作戦とか、他にもいろいろと気になるところがあって、手放しでは褒められない部分もあるにはありました、スター・ウォーズっぽくないところも含めてシリーズ最低と言う方の意見もある程度分からないではなかったです、でも、何だかんだで面白い、次も絶対見たい、そう思わせてくれるのがスター・ウォーズと言う存在かな、新しい時代への変遷、希望を感じさせた今回のストーリーから、次回はどうなっていくのか、大いに楽しみです。
あと見終わってのチューバッカ&ポーグ萌えが止まりません!
しかしキャリー・フィッシャーに関するエンドロールには思わず涙腺が・・・分かってはいても、やっぱりねぇ・・・。

スペランカー