「"シリーズ史上最低の駄作"」スター・ウォーズ 最後のジェダイ ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)
"シリーズ史上最低の駄作"
シリーズを知ったきっかけは小学生の頃に乗った「スターツアーズ」。以来トイザらスに通ってはブリスターフィギュアを買い集め、VHSの旧三部作を見る毎日でした。中学1年に劇場でエピソードⅠを見た時の興奮は今も鮮明に覚えています。
スターウォーズが初めて刺激を受けたSF映画であり、私の映画人生の始まりでした。
もちろん前作「フォースの覚醒」も劇場で初週に見ました。しかし今までのシリーズとは異なる"手触りの違和感"と、ハン・ソロの死亡というショッキングなシーンもあいまって腹を立てながら劇場を後にしました。
その後、日を置いて見返しましたが、ノリと勢いで強引に進んでいくストーリーには軽薄さを感じ、やはり全く共感を得られませんでした。
ルーカス不在のスターウォーズは受け入れないのかもしれない。そう諦めながら見た「ローグワン」は予想を上回る傑作で、最期は涙を禁じ得ませんでした。
そして今回見た「最後のジェダイ」、結論から言うと
"シリーズ史上最低の駄作"でした。
冒頭から下らないギャグで始まりそのまま宇宙戦にもつれ込み、活躍するのはなぜかアジア人女優。チャイナマネーもここまできたかと言う感じです。
その後もグダグダと意味のない展開が続き、本筋のストーリーは全く進みません。
脚本が稚拙なせいか、登場人物全員 知能指数低いんじゃないかとすら思えてきます。
あまりに酷すぎて終始半笑いで見てました。
BGMも殆どが旧三部作の"使いまわし"。
しかも四六時中流れてるんで、感慨深さも全くありません。
メカのデザインも酷いですね、こちらも基本使い回しで新しい要素は数えるほど。
更に残念だったのはデイジー・リドリー演じる"レイの劣化"。
前作からそのまま続いているはずなのに、太ったせいか明らかに老けて見える。
フレッシュさがかけらもありません。
スターウォーズという素材でもこれほどつまらない駄作になるとは思いもしませんでした。これがキャリー・フィッシャーの遺作になったと思うとファンとしても悲しいです。
唯一の救いといえば、マーク・ハミルが老いたルークを好演してた事ぐらいでしょうか。
R2に再開してのあの表情を観れた時には胸が熱くなりました。
レイアとドロイド達の絡みも懐かしかったですね。R2がルークを説得するのに過去のホログラムを使ったり。
ローズ役の女優はカリフォルニア出身のユーチューバーらしいですね。