「若干否定的」スター・ウォーズ 最後のジェダイ スイッチさんの映画レビュー(感想・評価)
若干否定的
レイトショーで観てきました。
終わりが24時を回るのにほぼ満席。中にはかなり御年配の方もいらっしゃって、流石スターウォーズと実感した次第です。
端的に感想を述べると、娯楽映画としては四捨五入して星4、ファン目線で星2、間をとって3といった所。
やはりディズニー、前作にも増してPOPな作りで押させる所は押さえてる印象。笑いあり、涙あり、可愛らしいキャラクターも登場しています。
しかし、ファン目線だと正直言ってその要素は要らないかと。特にあの可愛い奴、完全に愛玩用でしかなく、商業展開が透けて見えます。
あと一番気になったのが脚本です。
基本的に展開が目まぐるしく変わり飽きさせない内容ですが、どうも下手なノーラン映画を観ているような感覚。
ノーラン監督は一応合点のいく形で伏線なり疑問点を回収しますが、この監督は回収出来ていない。
フィン達の作戦は一体何だったのか、そもそもレイアから変わった司令官はなぜ作戦を隠したのか。
なんだか、上層部だけで勝手に意思決定をして末端の平社員には情報が降りてこないダメな会社みたいな事をしている。
ここに時間を使うのならもっと、ルークとレイ、マスターとパダワンの関係描写に力を入れて欲しかった。
あとレイアの一件、笑いを堪えるのが大変でした。流石にやり過ぎでしょう。絶対一回死んでるし、そこから復活したのならもはやそれはダークサイドの力ではないでしょうか。
さりげなくアクバー死んでるし。
とまぁ、結局否定的な意見を書き連ねてしまっている(まだまだ言いたい事は有ります)のは私がスターウォーズが好きだからであって、色眼鏡なしで観れば楽しめる映画でした。特にルークとヨーダのツーショットがまた観れたのは嬉しいことです。多分ですがヨーダはCGでは無くパペットを使っている様でそこもまた良いですね。
今年最後の大作観て損はないと思いました。