「ディズニーSWは女子力強し!」スター・ウォーズ 最後のジェダイ snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーSWは女子力強し!
ストーリー展開やキャラ設定、キャスティング(特にローズ演じるケリーマリートランの起用)など、SW史上良くも悪くも最もツッコミ所満載の作品であった。
グダグダでダメダメな男キャラ達が多いのに対し、勇敢な女キャラが更に増していた印象を強く受けた。
ローズとフィン、そしてDJによる潜入ミッションは丸ごといらないストーリー展開で、DJのキャラ設定も含め不必要なシーンかと。
ファーストオーダーの最高指導者スノークはエピソード7以降の最強の悪役としてのポジションであるかと思っていたが、今作でその正体が明かされぬままあっけなく弟子のレンに殺される展開にはポカーンとしてしまった。
そして今作もオールドファンへのサービスショットがちょいちょいあったが、ヨーダの登場シーンには、うーん必要かなぁ〜という印象。ただマークハミルによるルークにはブランクを感じさせずそのまま年とった感じでその現役ぶりにはビックリだった。
今作のキャッチコピーとして、今までのSWにはない新しい要素や衝撃の展開があるとのことだったが、そこまで思ったほど衝撃は無かった。ただ、フォースの使い方に新しいスタイル(幽体離脱的な)が登場したのは確かに今までにない部分だったし、本作では何と言ってもレイアのフォース初お披露目が最大のサプライズではなかろーか。
個人的には前作で宇宙でのバトルシーンが少なく物足りなさを感じていたのが、今作ではオープニングからガッツリやってくれたので、これぞSW感を味わえた。
また後半のカイロレンとレイによる一時的な共闘タッグとプレトリアンガードとの対決などは見応えありだった。
作品全体としてはまぁまぁだったが、思い返せば、あそこがよかったなとか、あれはどーなんだろうとか、後からいろいろ妄想したり話したくなったり、ポイントポイントで印象的な部分がいくつもあり、また観たいと思わせる魅力がいくつもあるという意味ではSWシリーズもいまだ健在だなと思った。