ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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何だ、この感じ
いい意味で全部想定内。
分かってて言いますがEP7よりはよりファンムービー度は高め。てか明らかにそっち狙いなので、まんまと引っかかった自分のような層には美味しくいただける安定のすごく美味い牛丼もしくは凄く好きな富士そば味と言っても無問題かと。(もちろん悪い意味ではなく。)
総じて評価の高いのもまぁわからんでもない。「イウォークアドベンチャー」以来のスピンオフ映画と聞いて想像していた範囲では最大限のサービスをしてくれたので、カントクにはポケットマネーでビールを一杯奢りたい。
が、飲み進むうち「なんでああなん?全部あれか?ディズニーか?ディズニーが悪いんやな?怒らんから言うてみ?」と一献指しつつお聞きしたくもある。(これは観た人ならわかってくれると思うw)
散りばめられたスターウォーズ愛と周囲からのプレッシャーと闘い続けた監督の葛藤を楽しもう。「スターウォーズ好きなら」観て損はない。それは間違いなく。保証する。
嗚呼、ドニー・イェン!
嗚呼、ドニー・イェン!
わかってて観るならポップコーン度は高い。でもできれば素面で観たいわな。
懐かしい
最初に繋がる作品!
フォースと共にあらんことを
溢れるstar wars愛
かつてルーク スカイウォーカーが率いたローグ中隊のネーミングの起源となった物語であろう。
本作のネーミングからしてstar wars愛に溢れている。
クライマックスのエンドアの戦いを彷彿とさせるような、制空制圧戦、地上戦、特殊工作任務の同時進行のパッチワーキング等、star warsの様式美を継承しながら戦争の非情さ等もしっかりと描き込んでいて、サイドストーリーというより起源的な物語のように感じた。
その中でこの時点ではまだ存命だった第一デススターの攻防戦で散って行った名だたるエースパイロット達が蘇る。
そしてこの戦いに恐らくウェッジやビッグスも参戦していたのだろうと思うと鳥肌がたった。
そしてこの裏では、ルークはタトゥーインで鬱々とした思いを抱きながらモイスチャーファームを手伝い、ソロやチューイはジャバの借金の資金繰りに奔走していたであろう、などの思いを巡らせてしまう。
第1作目からのstar warsが好きで好きでたまらない人間しかこの作品は作れなかったと思う。
そしてそういった人はこの上ない感動を味わうことが出来る作品だと思う。
star warsという伝統のような素晴らしい主軸があってこその作品である事も確かだ。
ザコ(名もない一般兵)共の奮闘…それが熱い。
帝国との戦いはジェダイを軸に展開されていたわけだが、そこをクローズアップし過ぎると、そいつら(ジェダイ)だけで帝国に勝っちゃったわけ?と、思いたくなるが、当然ながらジェダイは非ジェダイの志高い戦士たちに支えられて活躍できたわけで、この映画はそんな縁の下の力持ちを主役にした映画だ。
配給がディズニーと言う事で、お子ちゃま的な展開が有るのでは…と、ビビりましたが、全然そんな事なく、寧ろディズニーのロゴとかエンドロールで見ると違和感すら感じる。しっかり骨太な戦争映画である。
エピソード4でハンソロが、フォースの存在を懐疑的に見ていたが、それはこの目で見たことがないからという尤もな意見からだった。この作品には全くフォースなんて出てこない。が、希望という儚い想いをフォースを見た事もどんな物とも知らない人達がその言葉(フォース)でギリギリ生きる望みを保っている。
割と鬼気迫る熱い想いは何処ぞの宗教がジハード(聖戦)と称して自爆するそれと重なる。
人は長くても100年程度しか生きられないが、強い想いは引き継がれて後世に残る。この辺りが映画のポスターのキャッチフレーズに反映されているのだろう。
世の中には何十億人も人が生きているが、名を後世に残せる人はそんなに居ないだろう。勿論、自分もその大勢の一人ではあるが、この映画を観ていると自分の生き様を子や、身近な人に残せるのではないかと少し共感できるところがあった。
希望は死なない である。
これがスターウォーズの正式なNo.作品となる事を切に思う。
繋がった
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