「40年前の映画にバトンを渡すために周到に計算された傑作スペースオペラ」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
40年前の映画にバトンを渡すために周到に計算された傑作スペースオペラ
帝国軍の技術者ゲイレンを父に持つジン。幼い頃に目の前で帝国軍に母を殺され父と離別した彼女は帝国軍の収容所に移送される途中で反乱軍に救出される。ゲイレンが帝国軍の機密を託したパイロットがジンの育ての親で反乱軍と敵対関係にあるソウ・ゲレラと接触したことを知らされたジンは機密を入手すべくゲレラのもとへ向かうがそこにはすでに帝国軍の手が伸びていた。
70年代戦争映画の空気感、劇伴音楽のダイナミクス、撮影用ミニチュアのレトロな質感までも再現してほぼ40年前の映画であるEP4にスムーズにバトンを渡す為に周到に演出されているだけでなく、予備知識なくとも楽しめるスペースオペラとしても堂々とした風格を伴っており、自信と気迫に溢れたどこにも死角のない完全無欠の映画。とにかく腹筋が千切れるほど笑い、眼球が破裂するほど泣きました。SWサーガに触れたことがない人は本作を入門編とするといいと思います。
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