「スピンオフ?いえいえ、これはEP3,9ですよ!」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー tentekomaiさんの映画レビュー(感想・評価)
スピンオフ?いえいえ、これはEP3,9ですよ!
TOHO新宿にて最速上映鑑賞。
(事前開示情報のみ触れますね。ネタバレはしません。)
フォース&ライトセイバーの使い手が“彼”しか画面に登場しないだけで、しっかりとそれらやキャラクター達が存在する同じ時系列のお話なんだぞ、ということが、序盤から小憎たらしいほどに演出・セリフ・そして登場人物達に散りばめられています。あぁ、あの人は今そうなのか、とか、この人たちはこのあとあの砂漠の星であぁなるのか、とニヤニヤしっぱなし。通行人にすら気が抜けませんよ。笑
40年の撮影技術進歩により、EP4とほぼ変わらぬガジェットのみを使いつつ、見たことも無いアングルを駆使して、ジェダイ&シスではなく一般人目線で、これはリアルな“戦場”なのだ、ということが描かれていきます。
ジョン・ウィリアムズ氏に最大級の敬意を表して作られていることがわかる劇中サウンドも好印象。
そして怒濤の後半、きっと監督は“EP5&6派”なんでしょうね、雰囲気としてかなりオマージュしてる感じがします。前評通り“見たかったスターウォーズ”がそこここに展開されます!
最後の数分間は“悲壮感”と“希望”と“懐かしさ”と、ご存じあの“映画史に残る冒頭シーン”の直前が一挙にやってきて、胸が高鳴るは何故だか涙が出るはでもう…
きっと多くのかたが「帰ったらEP4観たい観たい症候群」になることでしょうね。笑
たぶん今後見るEP4のオープニングクロールとオープニングシーンは今までは感じなかった哀愁感にかられるんだろうなぁ…
ご覧になる方は是非できるだけ大画面&大音響で。
※レビュー内容からお察しの通り、シリーズを4561234567と見ているかたなら楽しめる仕掛けがたくさん。さすがに入門編には向かないため★マイナス0,5です。ちゃんと4から見ましょう。笑