「話と劇中音楽は好きになれないが」BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント SHさんの映画レビュー(感想・評価)
話と劇中音楽は好きになれないが
単純すぎるストーリー展開と鳴りやまないジョン・ウィリアムスの音楽には嫌悪感しか覚えないけれど、全体的には楽しめた。
差別的な描写や政治を絡めたシュールな表現は最高に笑ってしまった。話そっちのけに、スピルバーグが好き勝手に作った作品だと感じた。
感動は皆無。でも非常に楽しい。ただ、血や暴力あるいは性描写など全くないのに、教育的にそれほど好ましいとは思えなかった。まあ個人的にその辺がツボだったりするんだけど。
基本的に画面内の絵が素晴らしいので、話がそれほど優れてなくても楽しめた。
お互い頭がかたそうな年齢なんでしょうね。
ちなみにドリーってなんですか?
ディズニー映画ばかりに固執していませんか?
自分は音楽やディズニーを目的に観賞したわけではなく、
あくまでもスピルバーグだから行っただけのこと。
ブリッジ・オブ・スパイはなかなか良かったと言ったまでのこと
伝わらなかったみたいですね。
哲学的思考を要する─とはどういったところでしょうか?自分には全くそういうものを感じることができませんでした。よろしかったらその端緒などお聞かせいただけませんか?
原作があると知らないで映画を見ることもあるとは思いますけどね。なるべく原作があるなら後先関係なく触れようとしていますけど、なかなか全てそうもいきません。何せ片っ端から映画を見ているわけで…
スピルバーグの映画は何よりも絵を見たいわけで、音楽は絵を生かすために流れて欲しい。今回は自分には音楽は邪魔だったということだけ。前回のトーマス・ニューマンにはそんなもの微塵も感じず、むしろ素晴らしく融合していたと感じた、ただそれだけのこと。
あくまで映画を見に行っているので…音楽が映画と融合しているとは思えませんでした。
映像も音楽も一流かもしれません。しかしそれら一体となった感動は感じませんでした。
スピルバーグのいじめが強く反映されていると捉えると、笑いも泣きもできません。ただただ恐ろしいとしか言いようがない気がしますが…。
申し訳ないですけどこの作品の中の音楽のために、もう一度作品を見る気にはなれません。素晴らしい映像を再確認するためなら見るかもしれませんが─もしかしたらその際に音楽の良さも見いだせるかもしれませんね。
いずれにせよ、原作は少し興味があります。どれだけ奥が深いのか確かめる価値はあります。
Sisyoさん
コメントありがとうございます。
原作は読んでいませんので、浅知恵での感想だということは否めません。
あくまでも映画の感想としては単純にしか見えませんでした。それにはスピルバーグ意志を感じます。勝手な見解ですけど─。
ジョン・ウィリアムス自体苦手ではありません。ジョーズ、スター・ウォーズ、未知との遭遇、スーパーマン、レイダース、インディ・ジョーンズ、E.T.、JFKなどなど、あらゆる映画で素晴らしい楽曲を浴びております。でもその素晴らしさに甘んじて、終始音楽を鳴らし続けられると、良いものが良いと思えなくなる感情を述べさせてもらいました。今回の映画では、音楽は効果的ではなかったように思います。
というのが自分の意見です。
個人の思いをぶつけくれて、ありがとうございました。