「女のしたたかさ」グレート・ウォリアーズ 欲望の剣 カミムラさんの映画レビュー(感想・評価)
女のしたたかさ
当初ルトガー・ハウアー演じる主人公の復讐劇かと思いきや、結局は王子とお姫様のラブストーリーですか。
この作品は主人公マーチンがなんとなくブレてる気がするんだよな。変に良心が残ってて中途半端って感じ。でも成り行きでリーダーになり、周りに踊らされた感もあるよな。
傭兵崩れの復讐者マーチンや科学者志望の王子様よりも印象に残ったのが捕らわれの許嫁のアグネス。
生き残る為に股を開き、媚びを売り、周りに馴染む為に汚い言葉を吐く。この時代の貴族にとってとてつもない苦痛だろうにそれを耐える。正直凄いよ。
でも敵とはいえ、優しくしてくれたマーチンに対しても好意があり、最終的に見逃すのは義理か乙女心か。
派手なアクションシーンとかはないが、中々引き込まれる映画でした。
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