ブラザー・ハートのレビュー・感想・評価
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もう少し濃く描いてもらいたい
どれもこれも、中途半端、役者たちは皆すごくいい味なのだが、それぞれが絡むと途端にチグハグ、流れもギクシャク、ストーリーもダレダレ。全体としてえらくB級の仕上がりで、いやはやムダに時間を潰しちまいましたーの作品に。それにしても彼らが演じて、何でこーなる?
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静かなギャング映画
足を洗って森林業者として働いていたウィル(オーウェン)。ボスが代わり、コンピュータに名前が見当たらないとのことで突然の解雇。寒々としたイギリスの田舎の雰囲気から弟が風呂で死に行くカットへと切り替わる。ギャングの手下として働くデイビーはモテモテだったが、何者かに暴行され、震える体を風呂に沈める・・・自殺ということになったデイビー。ウィルは弟が死んだバスタブに疑問を持ちもう一度捜査してもらいたいと警察にも懇願するし、弟の仲間にも聞いて回る。そしてウィルが下した見解は「デイビーはレイプされたため自殺した」であった。
ギャングものにしてはとても静かな映画。銃撃戦だって暴力シーンだってそれほどメインじゃない。まるで推理ものの雰囲気だ。「記憶を頼りに・・・」などというオーウェンの独白でサンドイッチした構成だが、観客にだって記憶に残らない映画だと思うぞ。
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