「宣伝で台無しにされた映画」10 クローバーフィールド・レーン ほにゃららさんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝で台無しにされた映画
予備知識なしで見れたら楽しめたはずが、日本の巧みな宣伝のおかげで、すっかり台無しになっている、、、!ということが、恐ろしいことに映画館で全て観終わった後に、初めてわかった。
登場人物が限定された密室劇には、面白い作品が多いが、本作はそんなジャンルに新しい設定を持ち込んだ快作、と思えるほど良く出来ていると思う。
と言うのは、CMやチラシである場面をさんざん見せられていたせいで、観る者を混乱させるサスペンスあふれる展開にハラハラしつつも、それはいいけど肝心のアレはいつ出てくるの?と思いながら見る羽目になったからだ。
まさかアレがオチだったとは、、、
アメリカ版の予告にわざわざ余計な映像を付け足し、そうしなきゃ日本じゃ客を呼べない、とでも言うのだろうか?
キャッチコピーも余計な先入観を与える形に改悪されてると思う。
アメリカ版のコピーにある"Monsters"を"奴ら"と訳してるが、あの映像と合わせて出されると、特定のイメージしか出来なくなるじゃないか!解釈を狭めないよう、そこは普通に"怪物"で良かったのでは?
楽しみにしていたし、普通に観れたなら面白かった思えるだけに、ホントに腹立たしい。
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