「後味悪い2作目(3作目もやってね!)」10 クローバーフィールド・レーン ぐっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
後味悪い2作目(3作目もやってね!)
日本ではおなじみのスーパースター「ゴジラ」シリーズを観ている人はわかると思いますが、怪獣映画は人は出ても怪獣がメインというのがお決まりのパターン。
ですが、第1作目「クローバーフィールド/HAKAISHA」を観たとき、怪獣映画でも逃げる人側をメインいPOV撮影方式を使うというなんということでしょうと言える斬新なアイデアには心を揺さぶられました。(映画館で観た時映像が揺れるから気持ち悪くはなりましたけどね(笑))宣伝なのかわかりませんが、ユーチューブで「謎の映像」と検索したら、日本で起こったとある出来事のニュース映像がアップされたことも斬新でした。
結末を観た後に「お~~続きがあるとしたら、今度は軍隊側から見た映像かな?」「いやいや、怪獣とのバトルメインでしょ!」な~~んていろいろ想像を膨らませておりました。
あれから8年!!!
忘れたころにやってきた待望の第2作目「10クローバーフィールドレーン」
続編でしょ?どんな内容かな??と観てみたらなんとキャスト3人だけの密室ドラマ。
えっ?と思い。じぇじぇじぇと驚き、観終わったらお~~~~、う~~~~ん、くぅ~~~、で終わってしまいました。
いろいろご意見はあるでしょうが、私は、この作品は続編ではなく1作目との同時進行作品だったのではないかと思っております。
(だから前作という言葉は省かせていただきました。)
いろいろ、音は上から聞こえてきますが、ジョン・グッドマン演じるシェルターの持ち主であり元海軍のハワードは軍隊ヘリが町へ向かっている音が聞こえたり、怪物の通り過ぎる音を聞き分けたりするセリフがありましたが、詳しい内容はわからずじまいでしたね。
そしてこのハワードまぁ~支配力がすご過ぎでしょ。北朝鮮トップのあの人よりはまだまともですが優しそうに見えても気に入らなかったら、怒るし完全にキレたらナイフやら拳銃を使ってくる恐ろしさ、まぁ~~恐ろしい。IMAXで観ると音がすごすぎるのでビクッとする連続でした。人間の疑心暗鬼も追及した作品なのでしょうかね。
外に出たら、空気が汚染されているから死んでしまうといわれても、1作目のニューヨークでの騒ぎはどうなんじゃいって思っちゃいます。
娘もシカゴへ行ったと言ってましたがそれも本当なのでしょうか?
ポスターには「あらゆるフォームでやってくる」と書いてましたが、私はいまだに何が??って思っておりますし、ミシェルがヒューストンに向かっていくとこで終わるこの後味悪い感じ。もう1作品作ってもらわないと後味悪く、モヤモヤしながらまた数年かかるんかいって思ったので、面白いけども3.8点となりました。
次は何年後かな~~~。