ダンケルクのレビュー・感想・評価
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戦争を見せる映画ではない、戦争を体験する映画
待ちに待ちました。そして待ったかいがあった。
ノーランが実話、しかもテーマは戦争…どうなるのか全く想像つかなかったけど、どっからどう見てもノーラン作品でしかなくて安心。
そんな期待感とIMAX効果も手伝い、初っ端から異様な緊張感。
重いBGMとのしかかるような曇天模様を映す冷たい映像、それだけで戦争というものの異質で非情な本質が伝わる。
「戦争映画」にはつきものの血しぶきや銃声、うめき声、叫び声、涙、男女や家族のドラマ、人間らしくて生々しいものがこんなに排除されているのに、戦争って本当に怖いと思わせる。
それはこの現場にいるかのような映像・音響効果が、戦争が人間ひとりではどうしようもできない、とてつもなくでかい天災のように見せられ、絶望にも似た気持ちになるからかもしれない。
その絶望に光を差し込ませるのは、勇敢な人々。
その彼らにすら、余計なドラマを与えて美化するようなことはしない。
本当の戦争とは、他人の生い立ちやその後なんて知る由もないまま、任務を遂行し、走って、あがいて、生きのびるか死ぬか、そういうものなんだという冷たい現実を思い知らされる。
「過酷な現実」を見た、というショックは、
「すごい映画」を観た、という充実感、満足感とないまぜになって
やっぱり、こんなにのど元握られるような思いをさせてくれるノーランて偉大だな、と、改めてノックアウトされた土曜日。
役者も、よかった。もちろん。
120本目‼︎
ダンケルク
リメイクなんですね⁇
最初は
1週間?1日?1時間?
どぅゆぅ事?って思ったけど
終盤にかけて
上手くまとまって
時系列の辻褄が合います‼︎
戦争映画なのに爆撃で
身体が木っ端微塵に
吹っ飛んだりなど
悲惨なシーンは全く無いんだけど
とても
緊迫感がありました‼︎
何で今ダンケルクなのだろうか?
そういえば、1965年にジャンポールベルモンドのダンケルクがあったね。
1940年5月、ドイツ軍の電撃戦によって、フランス全土が制圧される。
フランドル地方の海岸に取り残されたフランス軍とフランス駐留のイギリス軍兵士40万人がドイツ軍にダンケルク海岸で包囲される。
ドイツ軍はA軍集団の指揮をとる、ゲルト・フォン・ルントシュテットと配下のエヴァルト・フォン・クライスト大将。
フランドル地方のフランス軍とイギリス軍の抵抗が激しく、ヒトラーはダンケルク進撃停止を命じ、イギリス軍の撤退ダイナモ作戦を成功させてしまう。
イギリス軍33万5000人がイギリス本土に帰還することで、ドイツ軍の英本土上陸アシカ作戦は頓挫して、英本土攻撃・バトルオブブリテンに敗北する事になる。
この戦いをヒトラーの火消し役と言われていたオットー・モーリッツ・ヴァルター・モーデルが指揮していれば、後々ヒュルトゲンのアメリカ軍への戦いのように、イギリス、フランス駐留は完膚なきまでに叩かれ、ダンケルク撤退を阻止して、その後の歴史が変わったかもしれない。
って言う背景は、映画で全く触れられていない。
映画は廃墟となった無人の街を逃げのびるイギリス軍が見えない敵から攻撃を受けながら、海岸に逃げ延びる。
海岸には逃げ延びたイギリス軍兵士が船でイギリスへ渡ろうとしている。
それをドイツ軍の爆撃機やUボートが攻撃して阻止するって映像をリアルに描いているんだけど、何故今ダンケルクの戦いなのかよくわからない。
ドイツ軍は全く姿を見せず、エネミー(敵)として描かれていて、敵爆撃機・戦闘機(He111、スツーカ、Bf109)は現れるけど人影すら映し出されない。
でもスーパーマリンスピットファイヤは、当時MkIIでドイツ軍のbf109Eより性能が劣り、当時のルフトヴァッフェは優秀なエースが多かったから、簡単に撃ち落とされなかったと思うんだけど。
こう言ったことは、全く触れられもしないし、まぁ、軍人が窮地に陥った戦いで、900隻近い一般の船舶が救援に来て難局を救ったってことを言いたかったのかな?
意図がよくわからないし、どうもここいら辺は訳があるんだろうね。
最後にダンケルクの戦いに参加した人に捧ぐって、多分当時の人達は80年近く前なので、どうなんだろう?
突然この映画観た人は、映画終わった後、何だかよくわからなかったって言ってたな。
凄くマニアックな評価だけどなんか漠然として釈然としなかった
好き嫌いが分かれる
そもそも鑑賞に敷居が高い戦争映画。
グロをほぼ排除した演出が、リアリティーを追求の割には、と思ってしまう。違和感かなぁ。
カットの美しさ、話の持って行き方は流石。
映像美も流石の一言。IMAXカメラ担いで撮影する人なんて、世界に数人しかいないよね。
ノーランらしい時間を使った映像トリック。
セリフが少ないことも、よく分かる。
ただ作中で英雄談にするには、あまりにも早く、綺麗に終わらせすぎた感はある。
あと、所々もたつく。そこに時間を割く理由あったんかなぁと。
始まった段階で既にインセプションのクライマックスのような状態。そのまま突き進んで欲しかった部分も多く、個人的にはインセプションやインターステラーを超えるほどではない。
凄い作品だとは思うけど、綺麗過ぎるせいか残りづらい。
生き残るということ
戦争の緊張感が画面から
伝わってきて観賞している
こちらにも、
生死の境界にいる感覚に
包まれます。
なんですが、
基本的には、
画面の世界に入りこんで
自分ならどうするか、どう考えるか
という視点でいつも観るんですが
なにか、本作品では
上手く共感できない。
航空機ものは、共感しやすくて
永遠の0は凄くはまって何回も
劇場に足を運びました。
何故なのか後から考えると、
どのシーンも
本当の意味で、戦場の悲惨さや
無情さ切羽詰まった感が、
現状いろんなメディアから
伝わっている日本軍の敗戦撤退の
様子からすると、
本作のシーンには余裕があるように
思えてしまうんです。
勿論、沢山の人命が亡くなって
いるので優劣はないんですが。
例えば、
冒頭の戦闘機無線では、帰りの燃料を
残して戦闘せよと指示がでていたり、
民間救援船で身内を殺した兵士を
そのまま放置したり、
怪我でなく、緊急性が低いと思われる
兵士の遺体を優先して帰還船にのせたり
等
というシーンです。
日本ではなく、海外作品なので
あちらでは、戦時中も人間性を
失っていなかった事を
表現したかったのか、
本当にそういう状態だったのか。
日本の置かれた環境が悲惨すぎたのか。
そんなことを思いつつも
本作のリアリズムには代わりなく、
見応えあります。
友軍の撤退を見守るために
指揮官が残ったり、
自分達の世代が始めた戦争に
まきこまれた兵士を助けるという
民間船の船長の誇りある行動は
心に残ります。
戦闘機を燃やすシーンを
最後にもってきたのは
いろんな意味があるんだろうな…
自分も一人の兵士になった気分。
見ている自分も一人の兵士になったように、ダンケルクから脱出していく感じは、最後まで気が抜けなかった。
大きなスクリーンで見ると、この作品は凄いと思えるけど、テレビで見たら何のことはないだろう。
泣いた。ただただ泣いた。
戦争もので泣くことは、ほとんどなかったのですが、
心が成長したのか、
こんな時代になったからか、
子をもつ親になったからか、
(描かれなかった人たちのことを思うと)
最後に自然と泣きました。
話の流れは、ちと難しいかも。
結末に向かっての時間軸?(起点がズレているので)
好みの分かれる映画だと思います。
ラストにスピットファイアを燃やす意味とは?
物語ラストでトム・ハーディ演じるパイロットが脱出せずにわざわざ敵地にスピットファイアを着陸させて燃やす。ドイツ軍の捕虜になってまで彼がその選択をした意味とは一体何だろうか。
脱出をしてしまうとスピットファイアは大破してしまう。彼にはそれができなかったのだろう。多くの戦線を共にくぐりぬけた”友”にそれはできない。彼は友に敬意を表し、”火葬”する為にわざわざ敵地まで着陸させたのだ。
(死んだ友に対して火葬や土葬をして敬意を示すというシーンは冒頭などにいくつか出てくる。)
いやはやトム・ハーディのスター性にはアッパレの映画だった。顔が一部しか見えないのに存在感抜群。
話題の若手三人は残念ながら演出が下手くそ。(これは彼らに演技力がないという意味ではない。)キャラクターの役割がちゃんと整理されていないので、彼らの視点になるたびに物語が失速する。終いには誰がどこにいるかわけがわからず、気がついたら助かってた。なんだこれは(笑)
役者の演技的な見せ場は一切なく、ひたすら状況に対するリアクションのみ。手持ちカメラ風の撮影にまでIMAXカメラを使うというこだわりで撮られたが、あまり効果的なシーンだったとは思わなかった。
空中戦はとても見応えがあり、海へ突っ込んでいくシーンなんかはクリストファー・ノーラン監督のドヤ顔が見えてしまった。このシーンの為だけでもIMAXで観る価値はある。
映画にドラマ性を求めたり役者の演技を楽しみたい人にはとてもオススメできる作品ではないが、ブラッド・ピット主演の「Fury」のような骨太でリアリティある戦場体感型の映画が好きな人には問題なくオススメできる。
私はドラマが好きなので、こういうのはUSJやハリウッドスタジオの一つのアトラクションとして楽しみたいと思った。
IMAXで観ていない評論はホンモノではない
すごい。圧倒的な映像力。こんなのアリか。参った・・・これはクリストファー・ノーランの最高傑作である。年内、これを超える作品が出ないとも限らないが、"アカデミー賞"の呼び声も高い。
IMAX70mm(1.43対1)で撮影された、超弩級の画力は、解像力も描写力もケタ違い。物量、人海戦術で構成しながらも、ムダなカットが一切ない。息つくヒマもなく106分間、金縛り状態になる。
常識を覆す要素をつめ込みながらも、ノーランは、映像作家として実にオーソドックスな正攻法で、観客を究極の臨場感へ飲み込んでいく。
第二次世界大戦下、侵攻したドイツ軍にフランス北部のダンケルクへと追い詰められた、英仏連合軍を描く。40万人が海岸へと押され、陸・海・空から攻め立てられる。ドーバー海峡を挟んで、祖国イギリスだが、英軍は来たる本土決戦に備え、軍本体を温存しているため、救出は遅々として進まない。
全編にわたり、セリフがほとんどない。映像だけで各々が置かれた状況が語られ、群像劇として見事に成立している。
かのヒッチコックは、"セリフのみで構成されるものは演劇。映画は、映像だけで語るもの"と定義し、"できるかぎりセリフにたよらずに、視覚的なものだけで勝負することが重要だ"と語った。その点、本作はまさしく"ホンモノの映画"なのである。
また本作には主人公もいない。トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、そして"ワン・ダイレクション"のハリー・スタイルズなど、スター俳優が、その他大勢のひとりを演じている。
ほとんどCGを使わず、人も船も戦闘機も実物を使い、ぜいたくなIMAX撮影ゆえに、制作費も100億円とケタ違いだが、すでに世界興収は500億円を超えている(公開6週間で)。
最新のVFX映像は、例えば、戦場に展開する数万の軍隊さえもCGで描けてしまう。しかし大勢のエキストラとの大きな違いは、軍人ひとりひとりの演技である。当然リアクションは百人百様である。例えば、上空から戦闘機が近づいてきたとき、爆弾が投下されたとき、撮影後にCGで描かれる爆発や破壊にあらかじめ身構えたり、ビクッとするのは絶対に不可能なのだ。
さらに、「ダンケルク」がいわゆる"戦争映画"と違うのは、軍の撤退を描いていること。完全な、"負け試合"なのだ。
戦争映画やミリタリー志向の作品は、たいてい主役またはその所属する国が勝利したり、勇猛果敢に攻撃する。必ずヒロイズム(英雄主義)を持ち合わせているのだ。いくら反戦をうたい、戦場を過激にリアルに描いたとしても、ストーリーが真実味を得られない。そして真の反戦映画にはなりえない理由はそこにある。
半年後には間違いなく、UHD Blu-rayのレファレンスソフトになるだろうが、70mm IMAXの画角と映像・音響で体験することができるのは、いまこの瞬間だけである。むろんHuluやNetflix、レンタルビデオで本作を観ても別物になる。だからこそIMAXシアターで観ておくべきだ。
個人的には、今年のナンバーワン映画ではないが、こんなに凄い映画はなかなかない。もし本作がアカデミー賞を獲ったとしても文句はない。そんな作品である。
(2017/9/9 /TOHOシネマズ新宿/IMAX70mm/字幕:アンゼたかし)
「演出」が売り
敵国の兵がほとんど出てこなかったり、上映中はずっと死と隣り合わせのシーンが続いたり、「戦争映画」という難しいお題ながらそのカメラワーク・演出力を存分に発揮していた。
迫力やカメラワークだけが絶賛されがちだが、最後の演出には特にノーランらしいセンスを感じた。
ラスト生き残った空軍兵が、エンジンが切れた後なのにわざわざ脱出装置を使わず(一瞬脱出装置を使いかけるが思いとどまる)きちんと着地した所を描写することで「勝ち」を意味し、「救出もひとつの勝利だ」という最後の最後のワードを強調し隠喩しようとしている所。
HERO AT DUNKIRK. 恐ろしい程の緊張感。
苦しかった~っというのが正直な感想です。グロい場面があるわけでもないのに本当に戦地いるような息苦しさ。例えば「プライベート・ライアン」や「ハクソーリッジ」の方が戦争の痛みや悲惨さはリアルに伝わってくると思うのですが、「ダンケルク」は緊張感がとんでもないです。血しぶきとか視覚的に分かりやすいシーン全くなくても、これだけの緊張感がある作品を作れるって、きっとスピルバーグもメル・ギブソンも悔しがってるに違いない。
変に感動的にしたり、ヒューマンドラマ入れたりしていないストーリーを排した作りはある意味潔いです。そりゃ、感動物にしようとしたら、いくらでもできるでしょうけど、極力そういった要素をなくして、観ている人に戦地にいるような極限状態を体感させるって中々できる事じゃないと思うんですよね。
皆さんのレビューみても賛否両論なんで映画としてリスク高かったと思いますよ。でも色々わかってても敢えてコレをやるって所がまたスゴいです。それでも3つの視点をクロスさせる事で観ている人を飽きさせないという展開。やっぱクリストファー・ノーランって映画作り上手いわ。またチッチッチッチッチって流れる時計の音が息苦しさを倍増させるんですよね。
この作品を群衆劇というかは微妙ですが、戦争って1人ひとりに語れるストーリーが生まれてくる状況下なんだと思うんですよ。今作は色んな人の視点で描いてあるので、例えば特別なヒーローはいなくても、その場その場で死力を尽くした全員がヒーローなんだって感じがしました。
これは間違いなく家のテレビで観ても楽しめないタイプの作品です。それこそ映画館まで足を運ぶ価値のある作品。VODの普及で映画って一昔前より全然気軽に観れるようになってる現代ですが、この臨場感は映画館でないと味わえないです。「ゼロ・グラビティ」にしかり、劇場の価値を上げてくれる作品は映画館好きとしては有り難い物です。
本当に手放しで傑作と呼べるか?
正直、困惑してしまった。
自分にとっての「いい映画」ってなんなんだろうと。
リアリティを追求した撮影や演出、セリフに頼らない心情描写、音楽と音響の使い方、凝った構成、息を呑むほど美しいカット。
この映画には全部あります。高評価を得ているのも頷けます。ノーラン監督、流石です。
けど、これを「戦争映画の傑作」として認めてしまうのは違う気がする。認めてしまうと自分の「映画観」を否定してしまう気がする。
あまりにもコマーシャルされた話題作なので辛めにたくさん書きます。
この作品、流血描写も殆どなく、ひたすら淡々と進んで行きカタルシスも微弱で、だからメッセージ性も弱い。何より「痛さ」が無い。死というものがあまりに軽くて、心を抉るような鋭さに欠けた作品な気がする。映画としての完成度は文句無しに高いと言える要素が目白押しなのだが、その反面そういった描写が甘くて(浜辺で爆死した兵の死体とか寝てるみたい)、そういう点では重要視している筈のリアリティが皆無で自己矛盾起こしてしまってます。
それに、映画は大衆へ向けたモノなので、ストイックさを多少犠牲にしてもある程度の分かりやすさとメッセージ性は必要なのだと思うし、ましてや戦争を描くのであれば美談をも美談としない決断が必要だと思う。
結果、ドイツ兵が登場せず、敵国の兵士の死が只の出来事としか描かれていない本作は「ダンケルク撤退をリアルに美しい映像になる様に描きました」って作品でしかない。
IMAXで観れば映像&音響効果も倍増し、過去に無い映画体験が出来るがそれってこの作品に限った事じゃないし。
皆さん、この映画ホントに素晴らしい映画だと思ってるのかな、、、。
「ノーラン=面白い」っていう大衆迎合的な意見じゃないと言える?確かに監督としての力は示せてるけど、、、ねぇ?
それと、最後に思ったのは「戦勝国はこういう切り口で戦争と愛国心を語れるのだな」という事。決して戦争賛美な映画では無いが、この救出劇を「勝利」としたチャーチルのスピーチは強烈なプロパガンダであり、その後和平交渉を蹴っての徹底抗戦→世界大戦→英国の衰退、への流れを決定付ける一因でもあるのだが、、、。
ノーラン作品って映画愛と拘りは滲み出しているけど、映画においてかなり重要なものが抜けている場合があって、本作はそれに当たると思う。
ノーラン監督ってストーリーテリングが下手というか、わりとどうでもいいと思っている節があるなと思った。2度観ようと思う映画ではないな。
コレを観るなら同時期公開の『新感染-ファイナル・エクスプレス』の方がお勧めです。
歴史の勉強に・・
第二次世界大戦でチャーチルが決断して、フランス北岸のダンケルクから連合国の兵士らが撤退したというもの。その際、民間船などが協力してドーバー海峡を渡ったらしい。歴史のお勉強になった。映画は迫力を重視したようだ。息つく暇がなかった・・
過剰な期待を持ってしまった
大好きな「インターステラー」「インセプション」など傑作を次々と生み出すクリストファーノーラン監督の新作の映画
正直以前までの練り込まれた世界観のようなものはあまり感じられませんでした
前評判もたかく「戦争映画を変えた!」などのコメントを目にしたこともあり、期待値が高くなっていた部分もあったかと…
今までにない緊迫した映像とそれをさらに煽る時計と鼓動の効果音は素晴らしかったと思います
しかし、陸海空それぞれ異なる時間軸の3つの場面が最後に1つに合わさるという物語の進行は、最初にそれぞれの場面が出た時点で観ら者に予感させ、僕自身「クリストファーノーランの作品だし、とんでもない伏線回収なんかがあるのかな」とずっと注視していたのですが、肩透かしを食らった感じがしました
映像、効果音については満点、物語は普通って感じで、物語重視で映画を評価してしまう僕個人としては3.5が妥当かなと思いました
息が出来ない…
自分自身、学生として世界史を学んでる上で興味があり観たのですがとにかく息が出来ないです!ノーラン監督の「ダークナイト」や「インターステラー」などの作品はどれも迫力があり、映像が凄まじいです。監督自身CGを使わないことをプライドとしているのでとてもリアリティがあり、まるで自分が戦場にいるような錯覚に陥ります。又、ノーラン監督の映画は音楽と作品の融合もポイントなので今作の「ダンケルク」も音楽の迫る様な感じが映画の緊迫感を高めています。レビュータイトル通り銃撃戦のシーンが多く一段落着いたと思った瞬間また敵による攻撃の連続で常に死と隣り合わせの恐怖、もし選択を間違えたら…もし、今そこに居たらた…という恐怖や緊迫感が半端ないですし、IMAXカメラで撮っているので臨場感はとてつもないので是非IMAXシアターで観ることをお勧めします!個人差もあると思いますが個人的にセリフが2時間の中でとても少なかったなと思いました。だからこそセリフ一つ一つに重みがあり、よりシーンに集中出来ました。戦争映画をあまり観ない僕ですがただの戦争映画でなくエンターテインメントとしても実話映画としても十分楽しめる良い映画に出会えたと思います!
所謂ひとつのループもの。船に乗る。沈む。泳ぐ。(繰り返す)
それをノーラン監督が撮る。IMAXで観る。
素晴らしい体験ではあるのだが人によってはエンターテイメントとは思わないだろう。ラスト近くの演出もフリではなく完全に絶望。観るPTSD.魚雷ショック兵士を劇場で量産するシステム。身構えて味わうのもよし、気軽に観て死んでくるのもよし。
これは劇場で、IMAXで観るのがマスト、ソフトでこの体験を得るのはたぶん不可能。(将来的に完全にシアター体感できるHMDとか開発されたならいけるかも。)
IMAX名画座みたいなシステムできませんかねー。ノーラン作品3つずつくらい深夜から明朝まで上映、死んだように帰宅して翌晩またノーラン。すごく体力が要る。
ひたすら暗い…
陸・海・空の三視点から脱出劇に至る重厚なドラマがあるかと期待して鑑賞したのですが、そんなことはなく只淡々と物語が進むだけでした。
それぞれのストーリーも印象が薄く、主人公とギブソンもなんとか他の歩兵に紛れて乗船する→失敗するの繰り返し。会話もほとんどありません。
ストーリーもあれですが、とにかくこの映画はBGMが全てを台無しにしてると思います。ひたすら暗く、同じようなBGMがずーっと流れている。もっと場面に合ったBGMは付けられなかったのでしょうか?
何を伝えたかったのか全くわかりませんでしたが、陰鬱な戦争映画を106分観たいという方にはおすすめできるのではないでしょうか。
めちゃくちゃ面白いのだけど…
そりゃもうノーランですから、IMAXを十二分に活かした美しい画作りも期待以上ですし、ハンス・ジマーの無階調で盛り上がる音楽も相まって、逃げ場のない状況を更に追い込んで行ってくれて、めちゃくちゃハラハラドキドキと面白いのだけど…
ん?と引っかかるところがある。
あれ?昼なの?夜なの?
あれ?さっきの人なんでここに?
時間軸が昨日に行ったり今日に戻ったりちょっと前後したりと、説明なくするもんだから分かりづらい!
気になって没入感が削がれました…
二回目だと印象変わるかもしれないので、もう一回観る!
やっぱりIMAX最高
陸海空からの描写が上手い戦争映画でもあり、ヒューマンドラマでもある所に好感が持てる。ドイツ軍の兵士が一切登場しない演出も恐怖感を煽る作品。IMAXで観るべき1本。
全124件中、101~120件目を表示