ダンケルクのレビュー・感想・評価
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クリストファー・ノーラン監督ならでは
歴史を描いてもやはりクリストファー・ノーラン監督らしさ満載だ。
ダンケルクの市街地と浜辺の美しさ、そして空・陸・海の時間軸の交差具合は、鬼才ノーラン監督ならではというところか。
少ない会話とリアルな音響が、この歴史の緊迫感をより効果的に再現していたと思う。
クリアな映像と不思議な淡々さ、とても印象的な作品だ。
"感じる"映画
『生き残っただけだ。』 『充分だ』
『何が見える。』
『故国だ』
ナショナリズムを煽る台詞だが、
『生き残っただけだ。』
『充分だ』
この言葉が良い。
一年くらい前にIMAXで見た。時間経過になれるのが大変だった。
最後のメッサーシュミットを落としたのはスピットファイアなのか?それだけが、疑問で矛盾している。もう一度見たが、このシーンから、時間軸は一つになっている。スピットファイアが落としているのだろうが、カット割りになっている。3回見てもそのように見える。
折角、ダンケルクで生きて帰れたんだから、ノルマンディー上陸作戦はもう少し慎重にすべきだった思う。
戦争の体験談の細かな部分を映画化したかのような
ノーラン作品には全幅の信頼とまではいかない程度の感想でしたが、「インターステラー」は個人的に好きな作品でした。
前評判の高さや宣伝展開の巧みさもあって、かなり期待していたのですが正直、「よく分からん」というのが素直な感想でした。
DVDで何度も鑑賞したり、解説書や歴史書を紐解いて何が起きているのかをきちんと理解できればまた違うのかもしれませんが、誰の視点でどこに着地点を置いて映画を見るのか、最後まで定まらないまま、映画が終わってしまいました。
歴史上の事実を映画化した、ということらしいのですが、空軍パイロットの視点で見れば、燃料計が壊れてしまい、残りどのくらい飛べるかがわからないので、僚機に残量を知らせてもらっているうちに、僚機が撃墜され、いつエンジンが止まるか知れない不安の中で、それでも30万の兵が海岸に追い詰められたのを守るべく、果敢にドイツ空軍に挑んでいくことは、事実なのでしょうか?
空中戦で損傷したスピットファイヤー戦闘機が、海上に不時着するときには、キャノピーが開かず、あわやパイロットが溺れかけますが、間一髪脱出に成功、民間船に救出されます。これなど、いかにも映画的演出ですが、史実だったのでしょうか?
エンジンが停止した戦闘機で、空中戦を戦い、どうにか敵を撃破したらしい(背景が一切語られないので、想像するしかない)戦闘機を、砂浜に着陸させるときに、ランディングギアが降ろせずに、手動でキコキコやってどうにか着陸したこととか、みょうにリアルな描写ですが、歴史上の事実なのでしょうか?いかにも映画的演出に見えたのですが。
これらのエピソードは演出にしてはずいぶん地味で、事実であればどうやってこんな些末なことが語り継がれたのか。あやふやです。そんな細かいことがたくさん積み重なって、この映画は構成されています。
まるで、戦争の体験談を読み漁って、ダンケルクの生き証人たちの語りを一本の映画にからめとったような構成です。空と、海と、陸から。
どうやら英国人はこの逸話を子供の頃から英雄物語的に聞かされているから、みんな常識のようにここで何が起きたかを知っているということらしいです。
であれば、こんな突き放したような映画でも、何を語りたいかがきちんと理解できるのでしょうか、フランス人やイギリス人たちは。
映像の迫力は文句なしに凄いです。音のリアルさも、飛んでくる砲弾の恐怖も、IMAXに勝る臨場感は得られないでしょう。それでも、映画としては散漫で共感の薄い作品でした。
まぁ、もういっぺんくらい見てみたいとも思いましたが。
2017.9.11
後悔
生死を彷徨う混乱した状況を体験する
原題も邦題も同じで「ダンケルク」です。
「ダンケルク」は、フランスの大西洋に面した港街です。
登場人物にセリフで語らせるのではなく、映像で語らせるという演出が優れています。
・主人公がドイツのビラを拾い、イギリス兵はダンケルクに包囲され、投降するしかないという状況を語らせます。
・主人公がドイツ兵に銃撃を受けることで、ドイツ兵はダンケルク市内にまで、侵攻しているという状況を語らせます。
・イギリス兵はボルトアクションライフルなので、発射するたびにボルトを引いて弾を銃身に送り込まなければならず、連射はできません。
ドイツ兵は、発射速度は500-600発/分という突撃銃を使用しているので、連射できます。
イギリス兵は、ドイツ兵に対して、圧倒的に不利な状況を語らせます。
・主人公は、フランス軍の守る防衛線を超えて、走ってすぐにダンケルクの砂浜に到着することで、ドイツ軍がすぐ近くにまで迫っていることを語らせます。
・主人公が走る姿を大きく映し出すことで主人公であることを語らせます。
・イギリス兵に偽装したフランス兵は、何も話さないので、状況をしぐさで語らせます。
・救助したイギリス兵は、何も話さないので、状況をしぐさで語らせます。
・3機のスーパーマリン スピットファイアの編隊が、ムーンストーン号の上をダンケルクに向かい通過することで、同じ目的のために行動しているということを語らせます。
スーパーマリン・スピットファイアは、第二次世界大戦当初は量産化されていなくて、航続距離も短いことから、フランスに派遣されずに、ロンドンの防衛に当たっていました。
メッサーシュミットBf109も、航続距離が短いので、ロンドンまでは攻撃できませんした。
イギリスは、ハリケーンをフランスに派遣し、メッサーシュミットBf109と戦っていました。
ダンケルクで、初めて、スーパーマリン・スピットファイアは、メッサーシュミットBf109と交戦しました。
実話に基ずく、フィクションのストーリーで、伏線を張り、伏線を回収するので、すっきりとするストーリーです。
伏線に気が付き、回収できるかで、この映画への評価も別れます。
名言もあり、名言にどう感じるかで、この映画への評価も別れます。
戦争映画なので、人は死にますが、映倫区分は「G」でどなたでも鑑賞することが出来ます。
歴史に興味があり、第二次世界大戦に興味のある人には、お勧めの映画です。
CGは使用せずに、実際にスーパーマリン・スピットファイアやメッサーシュミットBf109等を飛行させて、撮影しているので、臨場感があります。
CGは使用せずに、ダンケルクの浜辺のシーンも大量のエキストラを動員し、撮影しているので、臨場感があります。
女性はほとんど登場せず、ロマンスの要素はありません。
上映時間は106分と短いですが、1週間、1日、1時間という時間が異なる3つのストーリーを防波堤、海、空という3つの視点から描かれるので、混乱させられますが、混乱した状況を体験させるという演出です。
誰一人として、状況を把握できない混乱した中で、皆が正しい行動をした結果、30万人を救出するという奇跡を起こしたということです。
歴史的な背景を知っていることを前提にストーリーは進みます。
歴史的な背景を理解していないと、ストーリーについていけない可能性があります。
「ダンケルク」について知らない人は、映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を先に鑑賞すると理解しやすいです。
なぜ、イギリス軍とフランス軍がダンケルクに追い込まれ、救助を待つだけで、ドイツ軍と戦わなかったのは、ドイツ軍は、アレキサンダー大王がガウガメラで戦い、ペルシア王ダレイオスを敗走させ、勝利しのと同じ鉄床戦術を用い、少数のドイツ軍が多数のイギリス軍とフランス軍に武装を放棄させ、敗走させたからです。
鉄床戦術は、低機動で耐久力のある部隊が敵を引き付け、機動力の高い部隊が敵の側面や背後に回り込み、敵を攻撃し、敵を敗走させる戦術です。
ドイツ軍の低機動で耐久力のあるC軍集団は、マジノ線に侵攻し、マジノ線の要塞群に立てこもるフランス軍守備隊を釘づけにします。
ドイツ軍の機動力の高い装甲師団主力のA軍集団は、小型でガソリンエンジンを搭載したI号戦車、II号戦車で構成され、アルデンヌ森林地帯を抜け、ユンカースJu-87急降下爆撃機による正確な支援爆撃を受けて、ムーズ川を渡り、敵国のガソリンスタンドを補給に利用し、早い速度で進軍し、イギリス軍とフランス軍の背後に回り、攻撃することで、イギリス軍とフランス軍を総撤退させ、ダンケルクに達します。
ドイツ軍の機動力の高い空挺部隊は、防御陣地の後方に降下して、防御陣地を爆破し、混乱させ、機動力の低い歩兵主力のB軍集団が防御陣地を制圧し、ベルギーとオランダに侵攻します。
鉄床戦術については、映画「アレキサンダー」を鑑賞すると理解しやすいです。
物足りない
追い詰められたダンケルクの街から撤退する。民間人も加わる救出作戦。...
民主主義の勝利
(このレビューは、2017年9月に劇場鑑賞した直後に執筆したものです。感想は今でも変わりませんので、当時のまま、掲載させていただきます)
「ダークナイト」や「インターステラー」など、傑作を次々と生み出しているクリストファー・ノーラン監督が、実話をもとに新作を発表したというので、期待しながら、鑑賞に臨みましたが、期待を全く裏切ることのない、秀作でした。
題材となった「ダンケルクの戦い」ですが、これは、第二次世界大戦中、1940年5月から6月にかけて起こった戦いです。
別名、「ダンケルクの奇跡」とも呼ばれるこの歴史的事件は、当時、ドイツ軍の猛攻撃に、フランス・ダンケルクに追い詰められてしまった英・仏の兵士たち40万人を、駆逐艦のみならず、民間船も動員して、救出に向かわせ、実際に、多くの兵士が生還を果たすことができた、というものです。
私は、フィクション作品の場合は、予備知識はあまり仕入れずに鑑賞しますが、本作品のような歴史的に有名な実話を扱っている場合には、Wikipediaなどで、その内容を把握したうえで、鑑賞しています。
それは、実話に基づく作品は、どうなったのか、という結果よりも、その結果がどうやって導かれたのか、その間のドラマが見どころだと考えているからです。
本作品では、観客がダンケルクの救出劇を疑似体験できるように、工夫が凝らされています。それは、3つの視点で、物語を展開していることです。
すなわち──
1. 陸:ダンケルクの防波堤で、救出が成功するように、必死に行動する青年兵士。
2. 海:救出のため、民間船でダンケルクへ向かう、年老いた船長。
3. 空:ダンケルクへの攻撃を阻止するため、英軍戦闘機の操縦桿を握るパイロット。
これらが、交互に描かれることで、ダンケルクの戦いが立体感を保ちながら、観客に迫ってくるのです。
さらに、不安感をかき立てるような、BGMが、緊迫感を増幅させます。
また、台詞を最小限に抑えていたことも、一役買っていたように思います。
この映画は、反戦というよりも、民主主義の勝利を描きたかったのではないでしょうか。
救出に向かった船のうち、民間船は、船員も武器を持たない民間人であったわけで、かなり無謀とも言えるでしょう。
それでも、使命感を持って救出に向かったのは、ナチス・ドイツの独裁政権に立ち向かうということを国全体の方針で決めたのだから、一次的には撤退するけれど、連合軍が勝利を導くような行為であれば、積極的に行おうという国民の総意があったからではないかと思います。
これまでの戦争を題材とした映画とは、ひと味違った作品となっており、クリストファー・ノーラン監督の力量の高さを実感しました。
20世紀を著す戦争の時代映画
迫力溢れる映像と音楽で戦場を再現
本作は、リアリズム溢れる映像による圧倒的な臨場感で、観客に戦場を体感させてくれる極めて独創的で迫力十分の傑作戦争映画である。
本作は、第2次世界大戦で有名なダンケルクの戦いを描いているが、ドイツ軍が英仏連合軍40万人をダンケルクに追い詰めた程度の大雑把な説明だけで詳細説明は殆どない。冒頭、ダンケルクの海岸で只管救助を待つ40万人もの兵士達。その中に、主人公であるイギリス兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)もいた。これから何が起きるのか、どうなるかは全く展開が読めない。当時の一般兵士がそうであったように、観客にも情報を与えない。ドイツ軍の顔も見えない。戦力もわからない。相手が分らない程に恐怖は高まるとう人間心理を巧みに利用した設定である。
物語は、防波堤(救助艇):一週間、海(民間船):一日、空(飛行機):一時間、という三ヶ所の異なる時間軸で進行していく。三ヶ所の出来事が巧みにシンクロしながら、ダイナミックに結実していく手法は見事であり、見応え十分。リアルな映像で、我々観客は戦場に放り込まれた感覚に陥る。民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)、イギリス空軍パイロット・ファリア(トム・ハーディ)の寡黙な生き様、活躍が奏功して、脱出を試みる主人公達の視点ばかりではなく、救出する側の視点もしっかりと描かれ、平面的ではなく、立体的で奥行きのある物語に仕上がっている。
救助艇からの救出を待った主人公達は、救助と沈没の繰り返しであり、修羅場の連続である。突然のドイツ軍の襲撃に主人公達は右往左往するばかり。しかし、それでもなお、彼らは、祖国への帰還を目指して、懸命に生きようとする。画面に大写しにされる、修羅場での彼らの必死の形相に、形振り構わず生きようとする彼らの想いが凝縮されている。
あくまで、カメラは主人公達をリアルに追いかけていくので、台詞は少なく、戦争ドキュメンタリーを観ているような緊迫感がある。時計の秒針音のような背景音が絶え間なく聞こえてくる。迫りくる時間を表現した音とも理解できるが、場面が切迫する程に、背景音は強まり、兵士達の高鳴る心臓の鼓動を象徴しているようでもある。
ラスト。救出作戦は、史実通りの結末を迎える。生き残った兵士たちに老人が呟く、生きてくれただけでいいんだよ、という台詞が本作の主題である“生きる”を示唆していて意義深い。本作は、戦争映画でありながら、“生きていることこそ尊いということ”を強く主張した作品である。
最前線にいるのは、いつも名もなき庶民
いきなり戦場に放り込まれる。
空から降ってくる降伏への呼びかけ。
そして突然背後から、空からの銃撃が迫りくる。
やっとの思いで逃げ込んだ先には、自分と同じ立場の40万人の兵士。広々とした空と海。
その場所とて安全ではない。否、同じ立場ではない。さりげなく所属部隊による差別がある。
赤十字の旗を掲げた船でさえ沈没。
そんな中での、生死をかけた行動。
やっと乗りこめた船でさえ…。
海が嫌いになりそうだ。
閉所恐怖症にもなりそうだ。
空が、こんなに美しくも怖いところだったとは。
映画の途中交わされる将校たちの会話。「3万助けられればいいと本部は言っている」と。
見捨てられた? 事実カレーにいた兵士は見捨てられたらしい(Wikiより)。
戦力を、どこでどう使うかによって戦争の勝ち負けが決まって、史実としてみれば、その判断は正しいのかもしれないが、
すでに、砂浜を、海をネズミのように右往左往する兵士にどっぷり感情移入している身にとっては…。
そんな中で再び交わされる会話。
「何が見える?」「祖国が」
ダンケルク・スピリット。
生き延びようとする、きれいごとではすまされない兵士の想い。
そして、危険にさらされながら、助けようと地獄に向かうもの。
あまりにもあっけなく死ぬもの。
引き潮・満ち潮。自然は容赦ない。
あと数十センチ。生死を分かつ。
試写会で鑑賞。普通の映画館で、これだけ映画の中に没入するなら、IMAXだったらどんな体験になるのだろう。
惨敗しての撤退。ひたすら逃げてきた人々に、盲目の老人が言う。「生きていりゃいいんだよ」
日本と違うなあ。
人間魚雷・特攻。本土決戦では竹やりでたたかわせようとした日本。
捕虜となるくらいなら、自爆テロででも、相手を駆逐するのが大和魂と強制した日本。
あなたが生きている、それが一番尊いことだ。
そんな思いを強くした。
☆ ☆ ☆
(蛇足の追記)
チャーチルの戦意高揚に使われたというレビューがあったけれど、
それは終わってからの政府の施策。意味づけ。
渦中にいた人たちは、助かろうという思いと、助けたいという思い、それだけ。
言葉巧みな人(この場合、耳障りの良いことを言う政治家)に騙されてはいけない。
ラストのトミー・アレックス・ピーター、それぞれの表情が、それぞれ印象に残る。
☆ ☆ ☆
(蛇足の追記2)
確かに、血の描写は激しくないけれどね…。
溺死しそうな描写とか、一難去ってまた一難。どこから何が来るかわからない。ぬれねずみのような姿…。充分リアリティあると思うが…。
戦争の実態も知らずに従軍させられた青年兵。
これは戦争の一場面を取り上げたのだろうが、災害に巻き込まれた人々にも見えて…。
助かると思っていた手段がダメになってしまった時の失望感。
希望の見える瞬間。
心が揺さぶられる。
でも、やはり災害と違って、戦争は人災。こんな思いは繰り返させたくないのだが。
☆ ☆ ☆
(蛇足の追記3)
CGに頼らず、実写にこだわって制作された本作。
トム・クルーズ様とこだわりの方向性が同じ。
手を組んだらどんな映画になるんだろうと思う。
けれど、組まないだろうなあ。
追い求めるエンタメの方向性は違う。
内向的なノーラン監督と、外交的なトム様。
知的に緻密さに強迫的なノーラン監督と、興奮・エモーションを追い求めるトム様。
ノーラン監督映画でのトム様を見たい気もするけれど。
キングとキングのぶつかり合い。水と油になりそう。
残念。
戦争における考え方
戦争をテーマにした作品。
ダンケルクという場所でイギリスとフランスの戦争が起きる中、40万人の兵士達が取り残されてしまった。そこから脱出する術があるのか?絶望して自ら命を絶ってしまう人、諦めてただ呆然と過ごす人、この作品の中で様々人の心理が描かれているなと感じた。
そんな中で、どこが焦点になるかと個人的な観点からいうと、戦争に行った兵士達は、もちろんの事ことだがそれよりもその戦争に巻き込まれた一般の人々が一番かなと思った。
戦争に参加した兵士達は、自分達がまともな精神状態でない中で素面を保とうするけど、自分が何をしたのか、何をするべきか?が分からなくなるくらい追い詰められているんだなと思った。
そんな兵士によって一般の人の命が犠牲になってもその人の事を責めれず、これは戦争のせいだと耐えるしかない一般の人の姿がとても勇ましいと感じた。
状況によって人の心理は、幾分に変化する。
そんな中でそれを受け入れるだけの心が自分には、あるのか?と問われる気がした。
場面展開が
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