「これはこれであり」ダンケルク META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
これはこれであり
時は第二次世界大戦。
イギリス・フランス連合軍は、ドイツ軍によってフランス北部ダンケルクの海岸に追い詰められてしまう。
その数実に40万人。
この兵士たちを救出するダイナモ作戦を描いたものだが、なんとか生きて帰ろうとするイギリス軍兵士、その兵士たちの救出に向かう民間の船、そしてイギリス空軍パイロット、陸・海・空それぞれの視点で描かれているのが面白い。
迫力満点の空中戦はもちろんのこと、敵機による急降下爆撃などが非常にリアルだ。
くすんだ色合いの映像と、終始流れている弦楽器の音が、作品をより重苦しい雰囲気にしているのも良かった。
ただ、気になる点もいくつかあり、兵士の数はとても40万人いるようには見えなかったし、救助に来た船の数も全然少ない。
さらに、戦闘機が僅か3機ってことはないんじゃない?
もちろん、程度の良い本物のスピットファイアを集めるのは容易いことではないだろうけど。
登場人物の名前すらよくわからないままなので、感情移入もなければ大きな感動もないが、これはこれでじゅうぶん楽しめた。
ちょいちょいいきなり銃弾が飛んできて、ドキッとさせられるが、それほどグロくはないので、大丈夫ですよ(←何がw)。
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