「奇跡の救出劇…時系列への挑戦!」ダンケルク しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡の救出劇…時系列への挑戦!
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Ultra HD Blu-rayで鑑賞(吹替)。
クリストファー・ノーラン監督が実話を元にして製作した戦争映画。監督のCGに極力頼らない映画づくりが大好きです。今回も圧巻の迫力とリアリティーを醸し出していました。
ダンケルクから脱出しようとあの手この手を試みる若き兵士たち。救出に向かう民間船舶の船長とその息子。ダイナモ作戦の航空支援に向かうメッサーシュミットのパイロット。…
それぞれの視点が時系列を前後しながら絡み合いました。
今のシーンはあのシーンの前で…なんて、時に混乱しつつ考えながら鑑賞しました。全ての出来事がクライマックスに向かって収斂していく展開が秀逸の極みでした。
史実に基づいた戦争映画において時系列は最も大切な要素だと思いますが、それを敢えて時間を並行させたことで、陸海空の視点から見た戦争の姿を浮き彫りにしていく構成だったことに気づき、脚本の素晴らしさに痺れました。
[以降の鑑賞記録]
2021/10/08:Ultra HD Blu-ray(字幕)
※修正(2021/10/08)
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