「史実における時系列シャッフルという挑戦」ダンケルク しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
史実における時系列シャッフルという挑戦
4K UHD Blu-rayで鑑賞(吹替)。
クリストファー・ノーラン監督が実話を元にして製作した戦争映画である。監督のCGに極力頼らない映画づくりが大好きだ。本作でも、圧巻の迫力とリアリティを醸し出していた。
戦場から脱出しようとあの手この手を試みる兵士たち。救出に協力する民間船舶の船長と息子。航空支援に向かうメッサーシュミットのパイロット。
様々な視点が時系列を前後しながら絡み合う。
今のシーンはあのシーンの前で⋯と、時に混乱しつつ考えながら鑑賞した。全ての出来事がクライマックスに向けて収斂していく展開が秀逸である。
史実に基づいた戦争映画で時系列は最も大切な要素だと思うが、敢えて時系列をシャッフルし並行させることで陸海空のそれぞれの視点からダイナモ作戦の全貌を浮き彫りにしていく構成だったことに気づき、構成の素晴らしさに痺れた。
[鑑賞記録]
2019/01/26:4K UHD Blu-ray(吹替)
2021/10/08:4K UHD Blu-ray(字幕)
2025/12/21:NHK BS「プレミアムシネマ」(録画)
*修正(2025/12/21)
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