「典型的な戦勝国的愛国映画ですね」ダンケルク bananafishさんの映画レビュー(感想・評価)
典型的な戦勝国的愛国映画ですね
緊張感あるシーンを、様々な視点で描いた見せ方はおもしろかった。
しかし、私はやはり戦争を美化する映画はいかなる国家の作品であっても良しとはできない。
戦争は本当に愚かなことであるわけだから、それを微塵も認めてはいけないと思う。
「我が国の戦闘機だ!(誇らしげ)」
→いやいや、人殺し飛行機ですけどね。
「行け!打ち落とせ!」
→殺せ!殺せ!ですよね、わかります。
「犠牲を払っても屈しない!」
→誰かを殺めてでも生き延びたいのですか?
どの台詞をとっても、うんざりした。
極めつけはラストのイギリスマンセーな台詞。(新聞記事ね)
戦争には敵も味方もない。
あるのは、ただ殺戮だけ。
感動に置き換える、もしくは現代の某かに置き換え感動を誘うような表現は許せない。
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