「自分的にはあんまりでした。」キングコング 髑髏島の巨神 カレェさんの映画レビュー(感想・評価)
自分的にはあんまりでした。
非言語的または神聖な生き物と女性キャラが意思疎通できる、または生き物があからさまに特別視して助けてくれるっていう設定。何回見た?またかよと思ってしまった。冷めるぜ。
あと先住民と残兵のアメリカ人との関係性。28年間も一緒に住んでるのに全然同化してない。ずっとアメリカ人。そこの文化を受容してる要素がどこにもない。違和感。来て1ヶ月くらいの人にしか見えなかったわ。あとモンゴロイドの先住民は言語を持たないっていうのはわかったけど、アメリカ人が英語で話して何となく通じてるみたいなのも冷めた。そこはあんたも身振り手振りでやりなよ。傲慢な印象がするよ。先住民の描き方もハームレスでシャイで、でも突然の来客たちにもウェルカムみたいな描写、ちょっと都合良すぎるというか。ただの記号でした。
あとよくあるけど、人間対人間の構図、もうちょっとヒール役に説得力を持たせて欲しかったな。論理の通じないジジイに対するヘイトばっかり集まらせてるみたいでサミュエルLジャクソンが可哀想だよ。「彼は正気を失ってる」じゃないわ主人公。もっと説得しろや。
最後のラストシーン、残兵のアメリカ人が家に帰るやつ。マジでいる?感動できる人いる?蛇足でしょ。エンドロール後のゴジラに続くあれも世界観めちゃくちゃすぎて(商業臭しかしなくて)まじで誰が無理やり入れたんだよあれ。そこはきれいに終わってくれよ。次回作の頭で説明したらいいやん。
あとダイバーシティのためのただいるだけのアジア系女性学者ね。まじでただいるだけだった。
あとあの悪い怪物との戦いのところで明らかに毒ガスみんな吸ってたのに無事なのなに?ベトナム戦争とかで使ってたやつでしょ?威力ゼロ?そこ何かしら影響ある演出しないなら毒ガスの描写いらないやん。人間が作った兵器が人間や自然界の生き物を苦しめるみたいなことやりたかったのかな?湖にオイル流すやつとかも。
あと川?湖に蛸。???思えばそこから冷めていた。
ずる賢いって言われてた敵の最後舌を引っこ抜いて止めさすのはなんかのメタファーかなと思いました。
ん?ってなるところが多すぎてあまり楽しめませんでした。
評価できるのは大きいもの同士の戦いで迫力があったくらいでしょうか。