「意外にも情操教育に最適?教えられる絆の大切さ。」レゴバットマン ザ・ムービー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
意外にも情操教育に最適?教えられる絆の大切さ。
【賛否両論チェック】
賛:孤独に戦ってきたバットマンが、新たに出来た仲間を通して、“家族”の大切さを知っていくのが感動を誘う。シュールな笑いも満載で、家族サービスには最適。
否:当然ながらLEGO(R)なので、世界観の好き嫌いはあり。展開もかなり強引。
たかがLEGO(R)と侮るなかれ。そのキュートな世界観で描かれるのは、“絆”の大切さという普遍的なテーマです。大切な家族を失って以来、
「仲間なんて要らない!!」
と孤独な戦いを続けてきたバットマン。そんな彼が、ひょんなことから養子にとってしまった変わり者の少年・ディックや、一目惚れした新警察署長のバーバラ、そして親代わりだった執事のアルフレッドとの絆を通して、“家族”という大切なものの存在に気づかされていく様が、痛快なストーリーの中にも感動的に描かれていきます。
・・・と、テーマはステキですが、勿論このシリーズならではの、シュールな笑いもてんこ盛りです。個人的には、バットマンの基地のパスワードが、
「アイアンマンのバーカ!!」
なのが好きでした(笑)。ラストも
「えっ!?それは反則でしょ!?(笑)」
という手段が登場しますので、是非ご注目を。
家族で笑って泣いて楽しめる、ステキなファンタジームービーです。
コメントする