「病的な社会システムは瓦解しなけりゃ駄目だ。」ザ・コンサルタント マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
病的な社会システムは瓦解しなけりゃ駄目だ。
自由と民主主義のアメリカでは70人に一人の定型発達者(?)じゃなければ、殺人を行っても良いと言っているのか?
映画の中でも少しだけ触れていたが、そもそも、『定型発達者』と言う概念は正しいのだろうか?そして、この映画の中では、『自閉症等の障害を偏見なく見つめ、その個人にあった教育を施す必要があるとされている』と施設オーナーは話す。しかし、それは一部の考え方で、『適切な教育を施す』と言う考え方に異議を唱える者もいるのだ。それを考慮すると、この結論だけに固執するのには、到底納得出来ない。
こう言った病と戦っている人達が見た場合『定型発達者になれる』と希望を抱くだけの軽佻浮薄な話になってしまっている。
やはり、社会システム全体が変わらなければ駄目なのだ。問題がシリアスな内容なので、それをあえて表現するなら、きちんと学説と現況を踏まえて、娯楽作品にすべきだし、大団円にする必要はなかろうと考える。
アメリカは70人一人が発達障害と言うが、自由と民主主義のアメリカのひどいの現況を考えると、そう言った発達障害を持った者がイニシアティブを取る様な社会に変化していってもらいたいものだ。つまり、定型発達者と言われるアイビ◯◯リ◯グ出身者が牛耳っている社会がこんな爭いが耐えない社会なんだからね。
この映画の結論もそうだと思い、評価は高い見る。
まぁ、謂わば、キャピタリズムの隙間を狙った兄弟喧嘩に巻き込まれし、哀れな経済ハイエナって所でしょう。もっとも、ハイエナを悪く言いたくないが。
因みに投資する産業が福祉とか教育と逃げ口上で語られるが、大概は軍事産業である事も頭に入れて置くと良い。キャピタリズムはその域に入って来たので、終焉も近いと感じる。
昔からそうで、中2の社会でも、学習したと思うが、富国強兵に産業を見出そうとする方法は必ずや悪い結果が待っているって事。