「指をフッフッ」ザ・コンサルタント Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
指をフッフッ
新しいヒーローもの。続編もあるようだ。キャラクター作りには余念がない。破産寸前の老夫婦相手の俊敏さ、食事シーンでの潔癖さ、数字にやたらに強い奴、メロンを撃ち抜く奴、回想シーンの数々、このキャラクターを丁寧に描く。脇役陣も懇切丁寧。JKシモンズが過去を語り、アナケンも過去を語る。ジョンバーンサルが良い味を出している。ミステリアスな主人公は一体何者かを解く、それがこの映画全体のテーマのようになっている。まさにシリーズ1作目。
アナケンは最初のやりとりから、バディな存在になるのかなと思いきや、そうでもない。続編でも出てくるのかな。アクションで戦うのではなく、もう少し数字で戦う展開も欲しかった。アクションそのものは良かったが。
自閉症→Supernaturalの図式は安直で、配慮に欠けやしないか?ラストシーンは、今後のシリーズでも重要になるであろうキャラ紹介であるし、それしかないオチであるが、障害者をネタにしすぎることに少し興醒もあった。
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