「久々の憤慨」ザ・コンサルタント おっくん@今年は劇場で50本目指すさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の憤慨
本当に面白くない。これを見たという記憶も消したい。腹立つところが多すぎてまとめられないから箇条書きで示す。
・殺し屋は本業じゃないし、第一、殺し屋じゃない。
・無駄な会話が多すぎる。全部切って90分ぐらいの映画にすれば、まだスピード感は出せたはず。
・この手の主人公がちょー強い設定の作品(ボーンなど)は、主人公が本当にヤバいやつであると分かるシーン、つまり主人公が初めて力を発揮するシーンが重要なのに、そのシーンまでがまず長すぎて飽きる。
・回想シーン(要らない)が無茶苦茶に挿入されているとしか思えない。例えば、「このシーンで場面変わるから、ここらへんで一個回想挟んどきゃ良くね」みたいな。そこでその回想が出てくるロジカルな理由が全くない。
・主人公は非合法に独自に巨悪を追いかけているんだから、彼を追いかけるキャラが必要なのに、捜査官たちが彼に追いついている感がない。と言っても、主人公が一歩二歩先に行って、彼らを出し抜くとかでもなく、ただ捜査官たちが追いつかないだけという訳のわからない理由で。
・女捜査官の心理描写も不可解。なんであんなすぐ意見変えるの。彼女の中で一体どんな納得の仕方になったのか。
・1番腹立つのは、最後の場面。詳しくはネタバレなるのでやめとく。
・あと、自閉症の人の描き方も下手くそ。というかこれはまずいでしょ。「自閉症だとなんか秀でた能力とかあるんでしょ?すごーい」みたいな誤解を与えかねない。
友達と見たけど、誘った自分が恥ずかしくて仕方がない。顔から火が出るとはこのことかと思い知った。友達が一緒に文句を喋り合ってくれる良識のある人で助かった。とにかく、1月2月3月は注目作品が多いので、こんな作品は見ずに他の作品を見ましょう。