キング・アーサーのレビュー・感想・評価
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ガイリッチー節がよく効いてましたね。 大河ファンタジー的な。 歴史...
スラムドッグ・アーサー
ハリウッドでは10年に一本は作られてるという“アーサー王伝説”。
古くは『エクスカリバー』、『トゥルーナイト』やアニメの『キャメロット』なんてのもあったし、記憶ある一番の近作は本作と同タイトルのクライヴ・オーウェン主演の『キング・アーサー』。
で、ガイ・リッチーがこの題材に挑み、何か目新しい出来映えになってるかと思いきや…
まず、アーサー王伝説をほとんど知らなくとも、これはトンデモ映画でしょう!?
真っ当な中世スペクタクルと思って見たら、冒頭からドデカイ象のクリーチャーは出るわ、魔法やら魔術やら、アーサー王伝説ってこんなファンタジーだったっけ??
そもそもアーサー王自体、本当に存在したか今もって謎らしく、そこは好き勝手やれるとは言え、幾ら何でも独自解釈過ぎるでしょう…。
これで作品自体が面白ければ別に文句は無いのだけれど、つまんねぇ…。
大金掛けた超A級で、中身はB級…の典型パターン。
キングの前のアーサーというよくある設定、話はホント退屈で、暴君や怪物より睡魔と闘っていた。
アクションやスケールはそれなりに迫力はあるが…。
画に描いたような悪役のジュード・ロウら役者陣も出演損。
どうでもいい事だけど、主演をチャニング・テイタムと勘違いしてた…。
ガイ・リッチーは小粋で洒落た作品が合い、この手の作品には向かないね…。
今回のアーサー(作品)は、スラムドッグ(凡作)のまま、キング(傑作)にはなれず。
爽快感あり
ダメなタイプのクソ映画
観た人に何も影響を与えない映画
早くホームズの続編よろ
映画業界では王になれない
「スラムのガキから王になれ!」
いやぁ、いいフレーズ。凡骨配給会社にはつくれないすばらしいキャッチコピーですね。
また津田さんの声がいいんだコレが。プライベートでムダに言って呆れられてます
予告編で観られたゲームばりのソードアクションは期待通りに、ガイ・リッチーらしい演出も小気味よく、なかなかおもしろかったですよ。
話は凡骨で回想がクドくて半分寝てましたが、それでも問題ないくらいに単純なデキなので助かりました
オープニングの戦争風景からファンタジックなゲーム世界みたいで興奮。
スラムのガキが(そもそも違う気も…)大人になっていくまでのくだりが、独特な音楽&モンタージュでなかなかおもしろい。
息づかい&口笛&コインや剣のパーカッションによるBGMは世界観ともマッチしててすき。
アーサーが腕ブンブンするトレーニングがツボ!笑
ガイ・リッチーらしさ爆発。
戦闘シーンではロングショットからのクローズアップとか、逃亡シーンではハァハァいいながら走る男たちのドアップ、ソードアクションはスロー&ファストを織り交ぜたり、目で観る分には楽しいです。
会話シーンもテンポとノリと回想がごちゃ混ぜになってるやつ。
あいかわらず茶化しながらテキトーにしゃべる輩たち
楽しいけどさ。
あとね、サブキャラクターも魅力的で。というかアーサーなんかよりそっちに目がいってしまいますね。
グースファット・ビル(弓矢の名手)とかステキすぎる。マーシアとの関係が気になります。
マーシアは予告編での「聖剣を使え!(Raise that sword!)」「力を受け入れろ!(Show ~ the power of Excalibur!」」の声の主です。敵側のそこそこえらそうな武将的なひと。いい声してる~
なんかいろいろとホメてはいますが結局のところ、この映画は王になれずスラムのガキのまま終わりそうです
ガキからオッサンへ。
アーサー王伝説を独自にアップデートしてしまったガイ・リッチーの
力作らしいが、彼らしい演出に音楽にカメラと興奮箇所はあるものの
やはりゲームっぽくて非常にライト。役者の演技を楽しみにしていた
けれどどうも主役のハナム君より断然禿げたロウ氏の方が観て楽しい。
家族をどんどん殺した挙句に、何も成し遂げられない情けない王ぶり。
スラムのガキが成長していく様子はテンポよく楽しめるが、EXILEを
観ているようでヤンキー臭もなかなか。魔術中心に描かれる寓話的な
展開も、あらまぁ~なベッカムの演技も、ソードアクションの一部と
して気楽に観てしまえばいいのね。メイジ役の女優の名前が覚え辛い。
残念!なぜアーサー?
個人的には、残念の一言に尽きます。
このお話のあらすじを手短にいえば「国王である父を叔父に殺され城を追われた主人公が、運命に導かれて聖剣の力を手に入れて復讐を果たす」でしょう?
たとえばスパイダーマンでおじさんを殺されて、「大いなる力には大いなる責任が」とかいうおじさんの最後の言葉を胸に力を正義のために使って復讐を果たすとか、ハリーポッターで両親を殺されたハリーが運命の対決で親の仇のヴォルデモートをやっつけるとか、イギリスやアメリカで好まれそうな、復讐と運命と正義(ある一定の立場からの正義)を前面に押し出した、欧米風のストーリーにアーサーという名前や伝説の剣を無理やり押し込んだ内容で、題材がアーサー王である必要がありません。
昔の(2004年の)キングアーサー(文庫で読んだきり映画館へ行っていないけど)は、青坊主なる異民族の脅威やローマ皇帝から貢物を要求する使者がありました。
ローマ皇帝カエサルがガリア戦記の中に生命不滅の信仰で死んでも生まれ変われると信じて死を恐れず勇敢に戦うどう猛で不気味なガリア人(ケルト民族)を書き残していますから、アーサー王の時代に青坊主のような奇妙な異民族がいたかもしれないし、アーサー王の元へローマ皇帝の使者が訪ねているし、イギリスはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国であってローマ皇帝さえ恐れて手を出しかねた好戦的なケルト民族がほとんど外敵の脅威にも晒されずに数百年前まで閉じこもっていたアイルランド島はイギリスの一部です。
昔のキングアーサーは、本で読んだ程度で専門知識を持たない僕が「たしかにアーサー王ぽいぞ」と思う程度に歴史や文化を織り込んでいましたが、今回はなんか違うでしょう。
ちくま書房から日本語版が出ている『アーサー王の死』という西暦1400年代にイギリス最古の出版業者キャクストンが出したお話がアーサー王の伝記としてはきっと一番詳細なのでしょうから、それとは似ても似つかない今回の映画は、あくまで歴史上の人気の英雄と同じ名前を冠した、全くオリジナルの映画なのでしょう。
アーサー王を名乗らなければ星をもう1つつけるところですが、キングアーサーというタイトルが良くなかったと思います。
タイトルを見て期待して映画館へ足を運んだだけに、残念な気持ちでいっぱいです。
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