「淡々とトム・ハーディの演技を楽しむ」レジェンド 狂気の美学 しっぽさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々とトム・ハーディの演技を楽しむ
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見所はなんといっても二役やっているトムの演技。
双子とはいえ性格が正反対の二人、どことなく顔も違ってみえたのはメイクの効果だろうか演技の賜物だろうか。
しゃべり方の違いもあり全く別の人に見えた。
また合成技術もあっぱれ、違和感なく同じ画面に二人が存在していた。
話しは全体的に淡々と進む。
レジーがフランシスと正しく生きることを約束し結婚したところでキレイに終わるのかと思ったらそうはいかない。
ギャングの道に戻り、フランシスを傷つけ結局刑務所行き。
つーか結婚したのに実家であんな環境に嫁置くなよ!という一番の突っ込みどころ。
誰が上でゲイがSMプレイしている環境で寝れるかと。
セレブが集うクラブやカジノ経営している、理知的なレジーの考え方にしては中盤以降があまりに幼稚。
性分としてやっぱりギャングに戻ってしまう、という意味ではどんなに性格が違っても双子の血は争えないのか。
ちょっと長かったかなー話の上がり下がりがなくて退屈に感じた場面も。
でもジャックを殺した後にロンに「お前は殺せないからな」と言ったところはぞくっと来た。
中盤のママによる「あなたは片割れ」というのもいい伏線だし枷だなと。
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