「まあまあだった」レジェンド 狂気の美学 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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トム・ハーディの二役が見事で途中から全くの別人としか感じられないくらいであった。
ストーリーがさっぱり面白くなくて、特に何の感動も興奮もなかった。全体的に退屈で時計を15分おきに確認した。
面白い場面はちょっとあった。兄弟で敵の巣窟であるパブで乱闘するとこはメリケンサックを両手にはめているところがよかった。額を撃たれた男が、ニヤッと笑ってから死ぬのが面白かった。ナイフでめった刺しするところもよかった。あと、かっこいいオープンカーがズブ濡れになっているところは心が痛んだ。彼女が必死でホロを出そうとしているのを「何もできない女」と冷え切った目線で見ていたのはよかった。
ヒロインに何の魅力もなく、面白味も可愛げもなく、ただ文句を言うだけの存在で『グッド・フェローズ』の拳銃渡されて興奮する妻を見習ってほしい。
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