「軽いタッチで描き過ぎ」レジェンド 狂気の美学 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
軽いタッチで描き過ぎ
正統派な主人公と個性的な狂気な脇役を同時に演じ切ったT・ハーディは素晴らしい。
肝心の内容は数ある名作ギャング映画には程遠く緊迫感も緊張感も無くて重厚なドラマ性が弱くPOPな軽い感じが邪魔。
クレイ兄弟の伝記を描ける程の手腕があるようには思えない監督が原因!?
狂気な弟のぶっ飛んだトラブルメイカーっぷりな描写の少なさに苦悩する兄の描写をメインに何処に焦点を当てたいのか。
一度、映画化されているらしいが比較して観てみたい。
弟の常軌を逸した破天荒ぶりに翻弄される兄がJ・ペシとデ・ニーロ、R・リオッタの状況に似通ってはいるがドッチも年代は違うが実話で参考にしたにしても遠く及ばず。
比較するのは御門違い!?にも感じてしまう。
何か恋愛要素が強くてコミカルに今風な雰囲気で残念。
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