劇場公開日 2017年7月7日

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「90年代脳筋映画の進化系!」ジョン・ウィック チャプター2 神社エールさんの映画レビュー(感想・評価)

4.090年代脳筋映画の進化系!

2017年7月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

単純

笑える

ジョンウィック観賞済。

ジョンウィックの時は劇場まで見に行く気にはなれずレンタルで観賞したものの、劇場で観に行かなかった自分を叱咤したくなるほど面白く、2があれば絶対に劇場で観ようと思い、近場の4D上映が最終日と言うこともありMX4Dで観てきた。

見始めて、オープニングシークエンスのカーチェイスシーンから少しの間は「あっ、4Dとの相性悪い映画かも知れない…」と思ったものの、その後のアクションからは全くそんな事を思わなくなり、興奮とキアヌのアクションと共にシートにバンバン来る衝撃に思わず笑ってしまった。

ジョンウィックの時は1度目だったのでハラハラしながら見ていたものの、二度目となると(シリアスなんだけども)こっちがちょっとコメディチックに見てしまうと言うか、「(その必要性は解った上で)あーぁ、そんな事しちゃうからそりゃ復讐されちゃうわぁ」と心の中で呟きながら楽しんでた。

アクションはマトリックスのスタントコーディネーターをしていた監督だけあってマトリックスからの流れを組む複合的なアクションや殺陣がまるでダンスをしている様に華麗で、スムーズで、血飛沫が飛び散っているのにも関わらず見ていてとても気持ち良かった。
銃器の量も結構多めだったし、ジョンウィックの斜めに構える持ち方(素人目にはあれじゃ反動逃がしにくそうな気がするけど)も魅せる構え方として良かったと思う。
4Dでは血飛沫が飛ぶ時に水が顔に掛かるのも笑いそうになる位そこにいる感が出る演出で良かった。

マトリックスもコンスタンティンもそうだけど、キアヌ・リーブスは中二病設定作品が多い様に感じたし、キングスマンもそうだけど、こういう裏世界特有のルールやサービスは見ていてワクワクするし、やっぱりいつの時代も好きな人いるよなぁ…と再確認。

90年代はシュワちゃんやヴァンダムのアクション映画がスナック感覚で気楽に見れるエンターテイメントになっていたけど、今年のスナック感覚で気楽に見れるエンターテイメントはジョンウィックなのかも知れない。

神社エール