あなたの旅立ち、綴りますのレビュー・感想・評価
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ハッとする名言がいっぱい。
嫌われ者の老婦人が若手女性記者に”死ぬ前に訃報記事を書いて”と無茶をお願いする話。
良い意味で予告編を裏切って”過去”より”今、未来”のお話でした。
メインかと思ってた訃報記事を書くことはいつのまにか重要ではなくなります。
ハリエットの新たな人生をアンが一緒に過ごす様子が、コメディ/音楽映画/ロードムービーなど色んな要素で素敵に描かれる。
そして結びは見事に話をひとつの円にする。ラストシーンには思わず映画館で拍手しそうになりました。
ハリエットもアンも適度に汚い言葉使いなのが良いです。子気味良いスラング。F◯ck Bomb!
役者の演技は見事。不満とハッピーの退避をわかりやすく表情に出してる。考察したくなる複雑な表情でなくわかりやすく感情を表現。それが見てて気持ちよかったです。
ラジオDJのシーンがいくつかあるのですがコレが見事。選曲、曲順を考えてリスナーに届けるのがDJってのを素敵に描いてる。そこらへんの音楽映画以上に音楽映画。
ラジオDJもクラブDJもDJってこういうことだよなってハッとしました。
超イラつく老婦人がメインの登場人物でありながら、見ているときも見終わったときも心が洗われる気持ちよさがあります。ハッとする名言がいっぱい。
シンプルに感動できる。メッセージも受け取れる。見ていて気持ちいい。
あんまり話題になってないけど傑作でした!
自分史上最高の5.0!!
『劇場映画三昧デー』1作目✨
休日の早朝から普段の仕事と同じように早起きして、"大の苦手"である新宿へ。
8:00〜の上映しかなかったけど、来た価値は十二分にあった。というか、朝から自分のオールタイムベストになってしまった(´⊙ω⊙`)
嫌われ者のハリエットと訃報ライターと賢い少女に友情が芽生える物語。と、思って観ていたけど、実際にはハリエットが経験することのできなかった娘と孫との時間を最後の最期で心通わせた人たちと経験することのできる家族物語。
心に残るセリフがいっぱいありすぎてヤバい(←いい歳して久しぶりにこの言葉使った^^;)🌀
ブレンダの
God made you on earth to be sonething. (だったかな?まぁ、ニュアンスはそんな感じで)
とか、
ハリエットの
You don’t make mistakes, mistakes make you.
とか
Good morning とかnice day ぢゃなくmeaningful であり、spend the day that matters
とか本当に素晴らしい❤ ❤ ❤
これからの人生で何度も繰り返し観たいと思えた映画。映像配信サービス崇拝のため普段は買わないBlu-rayの購入が確定しました♬
いいセリフがたくさん
お婆ちゃんの生き様がカッコいい映画です。
元気が無い時に見返したい、良い作品でした。
心に残ったセリフを書き留めておきます。
原文で振り返るとさらに味わいが増す気がします。
Don’t Have a nice day.
Have a day that’s true.
Have a day that means something.
良い一日を過ごさないで。
本物の一日を過ごして。
意味のある一日を過ごして。
Mistakes make you.
失敗があなたをつくる。
Fail spectacularly.
When you fail, you learn.
When you fail, you live.
思いきり失敗しなさい。
失敗してこそ学べる。
失敗してこそ人生。
※私訳です
失敗を恐れるな
「失敗を恐れるな」もし、成功者からこの言葉をかけられても、いやいやあなたは上手くいったからそう言うんでしょう?と受け入れることができないかもしれない。でも、この映画でハリエット(シャーリー・マクリーン)が、アン(アマンダ・セルフライド)に言うとき、とめどなく涙があふれた。その言葉には、愛があり、後悔があり、自信があり、友情があるからだ。
年齢も境遇も何から何まで違うハリエット、アン、ブレンダの三人の心の通い合う姿がとても愛おしく、羨ましく思えた。当然、人にはいつか命尽きる時があるのだが、その時に、自分をよく知る友人に囲まれながら和やかに死んでいくことの、なんと美しいことか。とにかく役者がみな素晴らしかった。
まだ旅の途中。
誰かに影響を与えられるような人物になりたい。
後悔しないようにやりたい事はやっておきたい。
あんな風に気の合う仲間の前で苦しむことなく眠るようにソファーで息を引き取りたい。
親に「産んでくれてありがとう」と死ぬまでに一度は言っておきたい。
葬儀は故人のために行うものではなく残った人のためにするものなんですね。
そんなことを思わせてくれた良い映画でした。
訃報記事はウソばかり?
終わりよければすべて良し
心にガチガチと鎧を着込み強迫的に生きてきたが故に成功したものの充実しなかったクソババアが、自分に自信のない記者アンと交流しながら、人生の最終幕で自分を見つめ直すという、ちょっと良い話です。
逃げたり守ったりせず、自分の人生を生きろ!といった最近のホドロフスキー大師匠とテーマは同じだな、との印象。「意味ある1日を生きなさい」とか、大師匠が言いそうなセリフです。
とはいえ、主人公の金持ちババア・ハリエットは妥協せずに自分を貫いて生きてここまで来たことが伝わります。まだまだ保守的な時代に女性が成功するには本当に大変だったと思います。でも、その代わりに犠牲にしてきたものがあまりにも大きかった。それは、音楽を愛する繊細な感性や、心許せる人たちとはしゃぎ、笑い合うこと。これらは成功には不要なモノですから。
強いて言えば、自分の半分を生きていた、といったところでしょうか。アンとの出会いで彼女は自分の半身を取り戻す旅に出れたのだな、と捉えています。
DJをこなしている姿や夜の湖で遊んだシーン、モーテルでの笑いあった一夜は多幸感に満ち溢れていました。
アンはハリエットとの対話で彼女の中の忘れ去られた感性を引き出しましたが、その時のアンの表情が素敵でした。ハリエットは、あんな顔で自分の話を聴いてくれる人はいなかったはず。アンはエッセイスト志望ですが、物語を通して見るとインタビュアーの適性がありそう。
そんなアンですが、家族まで描かれていた割にはキャラの輪郭がぼやけていたように思えます。自信のなさの根拠って?彼女はどう生きてきた結果臆病になったのかを描いてほしかったです。
まぁ、ハリエットの「まだ少女」というセリフが彼女のすべてを語っているとは思いますが。特に理由はなく、単に幼く大人への一歩を踏み出せない、というか。母親との別離が彼女の精神発達の遅れに影響を与えており、ハリエットが母親機能を果たし、自分の人生を生きるようになった、とも言えそう。しかしエンディングでアンダルシアに行くのはやっぱり少女っぽいように思えます。アンダルシアって、アンの少女性の象徴では?行くことで決着させる、と考えられるかもしれないですが、本作の食い足りないパートは主にこの辺ですかね。
演者はおしなべて魅力があります。アマンダ・セイフライドは目玉がでっかすぎますがすごく綺麗でファンになりました。重めのロングボブの髪型がとてもイカしてます。
年の離れた友人物語
頑固ババアの良き人生
生き方は微妙だけど生き様は立派!
タイトルや予告編からある程度のストーリーの展開は予想できましたが充実感のある映画です。
ビジネスで成功を収めたハリエット。
しかし、彼女をよく思わない人は多かった。
本当はハリエット自身も自分が「嫌われ者」っていうのを薄々感じていたのかもしれないと思いました。
そんな「嫌われ者」というフィルターがあるからなのか、彼女の生き様が垣間見える言葉が逆に心に突き刺さります。
明日使ってみたくなる名言ばかり。
ハリエットの正義は間違いが多いかもしれません。
しかし、彼女の流儀は周りの人を惹きつける何かがあると思いました。
それとラジオっ子の自分としてはラジオの魅力が散りばめられててとても嬉しい気持ちになりました。
いい映画というより意味のある映画でした笑
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