「戦争反対。」アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争反対。
戦争の形態が時代とともに変わりつつある。軍事用ドローンで敵のアジトをピンポイントで攻撃できる。ドローンどころかもっと上から攻撃できる。
テロリストが自爆テロの準備をしているところをキャッチ、捕縛が目的だった当初の作戦は殺害に変更。ドローンによる攻撃が指示される。
その標的のそばにひとりの女の子が。
彼女もろとも攻撃するのか。
イギリス、アメリカと離れた場所で同時刻にケニア ナイロビの映像を見ながら攻撃の是非を議論する。なんとも不可思議な光景である。
攻撃の意思決定は誰に委ねられるのか。そんなところから、女の子はどうなる?というところまで、ギャビン・フッド監督の演出は的確に映し出す。
サスペンスフルでもあり、また、群像劇にもなっていて、今の時代を映す好編になっている。
本作を見逃さないで、本当によかった。
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