「45%の意味」アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 むっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
45%の意味
緊張感が持続。始めから終わりまで画面に惹き込まれました。それだけ凄いのは、現代の戦争のあり方。サブタイトル通りの「世界一安全な戦場」で戦っているのは、敵ではなく自分たち。それは本音と建前、保身と正義、ミサイル発射ボタンに近い人と遠い人の意識。リアルタイム的に画面を見させられている観客としては、成り行きの緊迫感がたまらない。しかして45%という数字に含まれる膠着からの落としどころに唸らされる。重い、本当に重い作品。これは戦争のみならず、社会においても同じようなことが起きているから身につまされる。考えなくてはならない問題提起がそこにあります。
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