「非対称の戦争は無い」アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
非対称の戦争は無い
映画では行われるテロの被害はパーセンテージで言い表される。
攻撃の被害想定もパーセンテージで言い表される。
しかし、それがもたらす結果のモラルとそれに伴う責任はパーセンテージでは言い表せない。これがポイントだと思う。
戦死者、戦傷者が出ない戦争で代わりに何が「失われる」のか?
この映画ではそれをかなりシビアに描いているために俳優の演技も相まって感情の行き場の無い重い印象を残した。
ドラマのカタルシスより「自分ならどうする?」と考えてしまうのだ。
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