エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に : 特集
「6才のボク」の“続編的な物語”にして青春ムービーの新たな傑作が登場!
“青春マイスター”リチャード・リンクレイター監督が描く
バカやってばっか! だけどものすごく深い、みんな輝いていたあの時間!
「6才のボクが、大人になるまで。」「ビフォア」3部作のリチャード・リンクレイター監督、待望の最新作「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」が11月に公開を迎える。80年のテキサス州の大学を舞台に、野球部メンバーたちの笑いと音楽にあふれた青春模様に、誰もが引き込まれる。
キラキラのエピソードのオンパレード!
永遠には続かない最高の時間を、最高の野郎どもと!
大人の扉を開ける瞬間の、ワクワクと不安、誰もが経験する青春時代のエピソードを描く「青春グラフィティ・ムービー」に新たなる傑作が誕生した。メガホンをとったのは、作品賞を含むアカデミー賞6部門ノミネート、ゴールデングローブ賞では作品賞を含む3部門を受賞した「6才のボクが、大人になるまで。」で、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族のドラマを(実際に12年の歳月を掛けて)撮り上げたリチャード・リンクレイター。本作は主人公が大学生となった時点で終わった「6才のボク」の続編的な物語であり、青春時代のキラキラしたエピソード満載に、誰もが輝いていた“あの時間”をみずみずしく描いた作品なのだ。
今作「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」は、野球推薦で大学に入学することになった主人公ジェイクが、個性豊かで騒々しいチームメイトたちと繰り広げる新学期直前の3日間を、ユーモアと青春のエッセンスたっぷりに描くもの。冗談を言い合い、パーティでハメを外してばかりと思いきや、決めるときは決める部活シーン、そして、真面目でちょっと奥手のジェイクが、気になった文化会系の女子学生との恋を育んでいく様子も描かれる。
名優イーサン・ホークとのコンビ作で知られるリンクレイター監督だが、次世代スターを見抜く才能でも評価が高い。出世作「バッド・チューニング」では、当時無名だったマシュー・マコノヒーやベン・アフレックらを見事なハマり役で起用。同作からはミラ・ジョボビッチ、レニー・ゼルウィガーも輩出しているのだ。その意味でも、本作には要注目。主人公役には「Glee グリー」シーズン4などで人気急上昇中のブレイク・ジェナー、女子学生役のゾーイ・ドゥイッチ(母親はリー・トンプソン!)はこの後伝説の作家J・D・サリンジャーの生涯を描いた「Rebel in the Rye(原題)」でヒロインを演じることが決定。ナンパの達人の上級生・フィネガン役のグレン・パウエルは「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」で若手エクスペンダブルズに選出されて以来着実に人気を高めている。さらに、キャプテンのマクレイノルズを演じたタイラー・ホークリンは人気海外ドラマ「SUPERGIRL スーパーガール」の新シリーズでスーパーマン役に大抜てき。不思議な先輩ウィロビーを演じるワイアット・ラッセルは、あの名優カート・ラッセルの息子で元プロのホッケー選手。本作以降映画・ドラマへの出演が続々決定。粒ぞろいの才能が、本作にも多く出演しているのだ。
青春には、ご機嫌なナンバーが付きもの。最高の時間を過ごすときには、“最高の曲”が必ず流れるのだ。全編を彩るのは、劇中当時の80'sサウンド。同時代に青春を過ごした世代なら懐かしさでいっぱいになるはずだが、そこは選曲にも定評あるリンクレイター作品、冒頭で鳴り響くザ・ナックの「マイ・シャローナ」、シュガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・ディライト」、本作のタイトルにもなっているヴァン・ヘイレンの楽曲、チープ・トリック、ブロンディなどなど、当時を知らない世代にもカッコ良く響くのは確実だ。
「おまいら、スゲぇいい事言うわ!」
映画.comのうなずきが止まらない!! ハッとさせられる青春の名言・格言大全集
これから迎える大学生活に希望を抱きながらも、自分はどんな人間になっていくんだろうという不安も抱えているジェイクが、個性的な野球部メンバーと過ごすさまを描くのが本作。彼らの姿にクスクス笑わされながらも、ときどき飛び出す深いセリフにハッとさせられる。なかでも他校から新戦力として転籍してきた不思議な上級生のウィロビー、単なる体育会タイプではない、理論とペテンならお任せの上級生フィネガンが、ジェイクたち新入生に諭すように口にする言葉が出色。かと思うと、口ばっかりのお騒がせ野郎ナイルズや、ギャンブル狂、負けず嫌いの先輩陣が吐き捨てる言葉も本質を突いていたりして、まさに青春の名言&格言レベルなのだ。
「リンクレイター作品はやっぱり最高!」「あの頃の時代を思い出した!」
鑑賞した映画ファンたちも、“大いに笑って”“大いにグッときた”!
映画.comではこのほど、独占試写会を開催。幅広い年代の映画ファンが集まり、リチャード・リンクレイター監督が描き出す80年代の大学生たちの姿を目撃した。登場人物たちが、希望と葛藤を秘めつつも繰り広げる大騒ぎに、スクリーンを見つめる者たちは大いに笑い、そして心を打たれた様子。自らの青春時代にも思いをはせるような、絶賛の声が寄せられた!
あなたが選ぶベスト・オブ・「青春グラフィティ・ムービー」はどの作品?
そして、本作は《青春マイスター:リンクレイター》の新たなる代表作になる!
どの世代にも、自分にとってグッとくる、青春を描いた映画=青春グラフィティ・ムービーがあるもの。ここでは青春グラフィティ・ムービーの傑作として人気の高い6作品をピックアップ。果たして、あなたにとってのベスト・オブ・「青春グラフィティ・ムービー」は?
「6才のボクが、大人になるまで。」でアカデミー賞ノミネートを果たしたリチャード・リンクレイター監督が、80年代の大学野球部を舞台に描いた青春グラフィティ。新学期を控えた大学新入生を中心とした青春模様は、主人公が大学に進学したところで幕を閉じた「6才のボク」の“続き”とも捉えられ、冒頭の主人公が車で学校にやって来るシーンはリンクレイター監督の出世作「バッド・チューニング」のオープニングとも重なっており、70年代の高校生たちを、80年代の大学生に置き換えた物語であるとも受け取れる。高校生でもなく、また本当の大学生でもない、希望と不安と笑いに満ちあふれた新学期までの3日間が、ご機嫌な80'sサウンドに乗せて描かれる。青春映画で高い評価を受けるリンクレイター監督の、新たなる代表作となるのは間違いない。