劇場公開日 2017年7月29日

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「【”家族”今作は、ストリートチルドレンの少女と、盲目のギター弾きのお爺さんとの山あり谷ありロードムービーであり、少女の綺麗な歌声とお爺さんのギターの音色が素敵な作品です。】」ブランカとギター弾き NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”家族”今作は、ストリートチルドレンの少女と、盲目のギター弾きのお爺さんとの山あり谷ありロードムービーであり、少女の綺麗な歌声とお爺さんのギターの音色が素敵な作品です。】

2025年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

癒される

■TVで裕福な女優が子供を引き取るニュースを見たストリートチルドレンの少女ブランカは「お母さんを3万ペソで買う」ことを思いつく。
 そして彼女は、街中のベンチで盲目のギター弾き、ピーターと出会う。
 ブランカはピーターから歌でお金を稼ぐことを教わり、2人はレストランで歌う仕事を得て二人は人気者になる。ブランカの計画は順調に見えたが、レストランで働く小男の仕業で二人は店のお金を盗んだ泥棒とされ、店を追われてしまう。

◆感想

・映画のストーリーだけ書くと、過酷な映画の様に思えるが、ブランカは男の子に負けない逞しさを持ち、お爺さんはブランカを常に気遣っている風景に、ホッとする。

・ブランカは、一度は孤児院に自ら入るが、窮屈さを感じ逃げ出してしまう。
 そして、ストリップ小屋に小金持ちのオバサンに売られそうになり、逃げだすが同じくストリートチルドレンのラウルに捕まってしまう。
 だが、ラウルの子分のセバスチャンは、彼女の姿を見てそっと逃がして上げるのである。

・ブランカは、お爺さんの居場所をおかまのお姉さんたちに訊き、お爺さんの元に必死に走って行くのである。街中のベンチの前では、セバスチャンがタバコ売りをしていて、お爺さんがベンチに座りギターを弾いているのである。
 その姿を見たブランカの笑顔がとても、素敵なのである。彼女の家族を見つけたような笑顔なのである。

<今作は、ストリートチルドレンの少女と、盲目のギター弾きのお爺さんとの山あり谷ありロードムービーであり、少女の綺麗な歌声とお爺さんのギターの音色が素敵な作品です。>

NOBU